鼈甲のカフス買取りました…先日は福岡市より「古い着物や骨董がたくさんあるので見に来てくれ」とのことで早速お邪魔しました。こちらのお宅はマンションで数年前に旧家だったご実家を解体して引っ越した際にたくさんの骨董が出てきたので倉庫に保管しているとのこと。マンションには数店の骨董品と着物がありましたので価値や相場をお話ししながら値段をつけさせていただきました。その中に着物の和小物や帯留め、簪に交じって鼈甲のカフスやタイピンがありました。この鼈甲のカフスは大正時代の物ですが大切に保管されていたようで傷汚れもなくや良い状態でした。
鼈甲買取ります
鼈甲には当時はこういったカフスやタイピンのほか女性用の着物の小物や簪、笄などが作られていました。だ安政用としては鼈甲のメガネが有名で当時もとても高い金額だったようです。フレームには金を使用したものも多くお金持ちしか持てなかったと聞きます。このカフスも賜品のようで戦前に高官だった方の物です。べっ甲の素材はタイマイの甲羅の背甲・腹甲・爪甲から作られその部位によってべっ甲は様々な色合いや表情を見せてくれます。 その種類は一般には皆さん良くご存知の黒褐色の「まだら文様」の茨布甲(バラフ)と呼ばれる物や、全体に黄味色を有するトロ甲そして高価で真黒な黒甲と呼ばれる物があります。 これらのタイマイのどの部位も甲羅その物は薄く、その素材は甲羅を重ね合わせて一定の厚みにして加工されるのです。中でも腹甲の甲羅は希少な上、非常に薄く幾重にも重ね合わせて最上級の素材となり「白甲」と呼ばれ、時にべっ甲の代名詞「あめ色」と表現されるのです。べっ甲加工は古くは中国に生まれ、ポルトガル人によって長崎に伝えられました。写真の鼈甲も黒鼈甲に近い色合いですね。べっ甲製品を高く売るポイントは動物性の材質である鼈甲には、天然素材の布地と同じように虫食いのリスクがありますので手の脂を付けたままにしておくと変色が生じやすくなりますのでります。頻繁に使用する機会の少ないアクセサリーなどは丁寧に汚れを拭き取った上で防虫剤と一緒に保管をしておかれるとよいと思います。