薩摩藩島津の十字紋漆箱を買取致しました。大宰府で骨董品買取の依頼がありお邪魔しました。個々のお宅は鹿児島出身のお宅で戦前は鹿児島市内で商家をされていたそうです。古い時代は薩摩藩の武士だったそうで刀や甲冑、などのほか班にまつわる古文書などもありました。今回買取させていただいたのは薩摩焼のほか古い木箱や、刀の部品の鍔や目貫など10点ほどでした。その中で特に珍しかったのは写真の漆箱で島津の十字紋が入っております。
薩摩藩漆箱買取ります

鎌倉時代初期に島津氏が守護として薩摩(鹿児島県西部)、大隅(鹿児島県東部)、日向(宮崎県)の三カ国の守護に任ぜられて以来、ここを本拠地として島津氏は守護大名、戦国大名として名を馳せます。十字紋の意味ですが一つは二匹の龍を組合せたものであるといいます。からみあって昇天する様だというが、これは引両紋から 連想されたもの。二つは、 二本の箸を交叉して出陣戦勝の呪いにしたのが始まりだという説です。三つは、キリスト教の印とする説。 四つは、「十字を切る」という形の呪符からきたとする説です。これに似たもので忍者が九字を切ったり、 民間で安倍清明判や籠目などを魔除けに用いるものなども同じような呪符だといいます。五つは、轡紋から転じたとする説です。 このように諸説あるなかで、四の説が正しいとするのが定説となっています。キリスト教などの入る前から、 島津氏は十字紋を用いていたので十字架説などは問題にならないですね。十字紋はもっとも古い紋のひとつで、歴史的にも名高く、鎌倉時代は清和源氏の小笠原・逸見・田沢・志村の 諸氏も用いましたが、のちには島津氏に遠慮して廃止しています。島津氏は宗家以外は十字の原形を少しずつ 変えて用いています。 今回の買取品はやや十字紋が擦れていますがきれいに残っているものは高く売れます。同業者同士の取引の相場でのも高く評価されているようです。骨董品買取の福岡玄燈舎では藩などにかかわる骨董品を高く買取致します。