先日は中国骨董のコレクターより買取依頼があり福岡小郡へ出張鑑定に出かけました。
古い中国の硯や家具、茶器や掛軸、香炉などたくさんあり鑑定させていただき
全て買取致しました。写真はその一部で古錫の急須です。
在銘ではありませんがとても古く上質な古美術品です。

古錫急須

元来、日本の煎茶器の急須には常滑焼や南部鉄が有名ですね。中国では錫が珍重されていて特に富裕層からは絶対的な支持があるそうです。
錫の器の歴史は古く、エジプトで出土した「巡礼者の壺」は、3,500年前のものと言われています。レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」に錫の食器が描かれています。日本には1,300年前に遣唐使によってもたらされ、正倉院に宝物として保存されています。1578年に中国で完成したとされる『本草綱目』には「井戸の底に錫板を沈めて水を浄化した」と書かれているそうです。
また、江戸時代、伊勢貞丈によって書かれた『貞丈雑記』には、「今徳利と云物を古は錫といひける也むかしはやき物の徳利なし皆錫にて作りたる故すゞと云し也」とあるそうです。つまり徳利というと、それはかつて錫でできたものだったのですね。この名残で宮中では今でもお酒のことを「おすず」と呼ぶそうです。

骨董品買取の福岡玄燈舎では古い錫の茶器を買取ります。お気軽にお問い合わせください。

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