先日の骨董品鑑定依頼は福岡市中央区の黒田藩の流れをくむ名家からでした。
国宝級の美術品や骨董品は博物館へ寄贈されていましたが普段使いの道具類や着物、
茶器、掛軸などは査定の上、買取りさせて頂きました。ありがとうございました。
写真はその一部ですが赤銅製の燭台です。
元々は1対で大広間や座敷などで使用されていたものです。
時代もある江戸時代幕末あたりの骨董品です。
燭台
燭台は灯台とも言います。ロウソクと火皿の両方が使えるものです。古くは火皿のみの構造でした。ロウソクの芯が燃えて炎が不安定になると付属のはさみで芯を切りました。ロウソクは時間がたつと芯が残りススや不安定な炎の原因になるので、寄席では後半に演ずる師匠クラスがロウソクの芯を切って炎を整えました。
落語の世界では芯を打つ人を「しんうち」と呼ぶようになったのです。昔は物を切ることを打つといいました。また、「灯台の真下は明かりが届かないので「灯台元暗し」ということわざができました。少し距離を置くと物事がよく見えるという意味です。