■ 古書・屏風買取ました!骨董品・福岡
■おはようございます。骨董品買取の福岡玄燈舎です。梅雨入りをした先日、福岡市東の古い納屋にお宝さがしで潜入いたしました。家主さんの希望で納屋の2階の長持や米櫃の中に古文書があるので査定に来てほしいとの事でした。納屋に入るとそこには古い屏風が3双、ボロボロの掛軸が40本入っておりました。屏風は中国山水画で状態は悪かったですがお預かりいたしました。
本日の紹介は買取品の一部で古書の「内外文様類集」です。19世紀が終わりかけるころの京都に生まれた河原崎奨堂は染織図案家として活躍しました。衣裳問屋『丸紅』の意匠部で型友禅の図案を制作しながら、染織模様の研究を続けていたそうです。絵師であり日本画家でもあった奨堂が書き綴った文様集で和綴じ製本の表紙の色やエンボスがなんともあたたかな風合いの全10巻です。日本の花鳥風月のみならずインドの更紗などさまざまな文様が、モチーフのあいうえお順で綴られています。モチーフによってページのボリュームが違うのも自由な感じがしますね。ひとつひとつ描き留めることでその文様の時代や込められた思いをなぞっていく作業です。図案のヒントだけでなく、背景に思いを馳せながら模様の勉強をさせてもらいその後の骨董品や着物の研究に使用させて頂きます。今回はその復刻本ですが状態はすこぶる良かったです。ありがとうございました。
骨董品買取の福岡玄燈舎では古書や屏風。掛軸を買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100
★査定のポイント
●状態…破れや落丁の無い古書や古文書に高価買取で期待できます。
●作家銘や作品銘の有無…箱書きや入手経路などが判る古書には高価買取が期待できます。