■ 掛軸買取ました!骨董品/福岡
■骨董品の買取の福岡玄燈舎です。先日の出張査定は福岡県北九州市にて掛軸を買取りさせて頂きました。
明治時代から大正時代の掛軸や屏風が沢山ありお預かりいたしました。
本日の紹介はこの中の掛軸で「菊池容斎」の掛軸で「曽我五郎馬ぜめの図」という古い掛軸です。
この菊池容斎さんとは、江戸時代後期から、明治時代初頭にかけての絵師。『前賢故実』の作者として知られる方です。その前賢古実とは彼が1827年(文政10年)から京や大和に5年ほど滞在し、円山四条派や土佐派、浮世絵を学び、有職故実や古器物の研究を行った際のものです。この時の成果が、1868年(明治元年)に版行完結した『前賢故実』全10巻になっています。
神代から、南北朝時代に至る、571人の公家・貴族・僧・武士・女房らの小伝と、史実や有職故実に則った装束を身にした姿を一丁に描いたものです。その後、孝明天皇・明治天皇に『故実』が献上され、1875年(明治8年)に「日本画士」の称号を拝命しました。彼の経歴は異質でもとは幕臣でしたが18歳頃から狩野派と沈南蘋の長崎系写実画を学んだあと脱幕して京阪に滞在し、円山四条派や土佐派、浮世絵などをさらに習得します。西洋の絵手本や石版画も収集して西洋画法も研究したそうです。偉大な漫画家手塚治虫のご先祖様手塚良仙という蘭方医と交友して、いまでいう美術解剖学のような指導も受けた気味があるかたです。
骨董品買取の福岡玄燈舎では掛軸や屏風、書を買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100
★査定のポイント
●状態…汚れやシミの少ない掛軸や屏風に高価買取で期待できます。
●作家銘や作品銘の有無…在銘や落款や入手経路などが判る掛け軸や屏風には高価買取が期待できます。
●その他… 中国画は人気です
■買取品目