〇今回、買取しましたのは高麗青磁で有名な人間文化財「柳根瀅」の作品です。
福岡市博多区で先日骨董品の出張査定に行った際に譲って頂いた作品です。
時代は古くなく最近の物ですがとても上質な美術品とお見受けいたしました。
柳 海剛 本名は柳根瀅(ゆへがん)という作者ですが韓国ソウル出身です。韓国の陶芸家です。此の方、失われた高麗青磁の製造技術を復活させております。18才で高麗青磁の復元を志して韓国全土を巡りその地の土で試作を継続。遂に現在の柳海剛窯の場所(利川郡)の土が適合することに辿りつきます。そこに自分の窯を建てたのが1964年で既に70歳になっていたそうです。とてもまねできませんね。1960年人間文化財の称号を与えられ第一回韓国輸出工芸品展佳良賞しました。アメリカ・サクラメント国際博覧会金牌なども受賞して1993年99歳にて逝去されました。…という努力の陶芸家です。
★その他の買取品…先日は骨董品の出張査定でお邪魔しました福岡市のお宅でとても大きな古い瓢箪を買取りました。もともと末広がりの形をしたひょうたんは、古来よりとても縁起の良いものとされ、
除災招福のお守りや魔除けとして広く用いられてきました。
3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよい。 6つ揃った「六瓢箪」」は、無病(六瓢)
息災のお守りになるとされます。
ココ地元の大宰府天満宮では、本殿前にひょうたん形の門が据えられ「ひょうたん祭り」が行われます。
ここでは、古くより天神さんの梅の木の下でひょうたん酒を酌み交わすと厄を免れると言われ、
厄除け祈願に大勢の参拝者が訪れます。
厄除祈願を受けられると御札とお神酒と厄除け瓢箪を授けられます。
この瓢箪に願い事を書いた紙を入れ、自宅の神棚にお祀りし、難が降りかからないようにお祈りします。
厄が晴れた時に、改めてお礼のお参りをし、厄晴れ瓢箪を本殿裏のひょうたん掛所に納めるそうです。
瓢箪は世界最古の栽培植物の一つで、原産地のアフリカから日本には9,600年前にもたらされ、
さらにアメリカ大陸へも1万年をさかのぼって伝播しています。人が海洋を通り移住するには
飲料水の確保が最も重要である為、史前その役目をはたしたのが、人類の原器と言えるヒョウタンで、
古代の海洋民族の島々ポリネシアにも色濃くその文化が残されているようですね。
私ども骨董の世界でも根付や置物、酒徳利など古美術品としても貴重な物ですが
昔からの使用方法とは薬入れ、調味料入れ、縁起物など色々と使い道があります。
デザインも可愛いですので洋服の裏地やハンカチなどの小物にも使用されています。
★尚、玄燈舎ではこのほかにも骨董品や着物、茶道具 書道具レトロな家具やオモチャ、古本、楽器、コレクション品、切手や昭和の古い物など出張買取致します。骨董やアンティーク、着物をお売りになる時は是非、福岡太宰府の玄燈舎へご連絡ください。
*上の電話番号を押すと電話がかかります。
★わからない事や聞きたい事などなんでも気軽に下の「LINE」からでも問い合わせできます。
勿論、売りたい物もコチラから写真査定できます。(24時間OKです!)