【備前焼買取/福岡・骨董品】 | 骨董品買取専門

備前焼買取に力を入れています！

■備前焼は岡山の備前で作られる陶器ですが備前といえば骨董業界では刀も有名です。今回は焼き物の備前をテーマにお話しいたします。良質の陶土で一点づつ成形し、乾燥させたのち、絵付けもせず釉薬も使わずそのまま焼いた陶器で、土味がよく表れている焼き物です。焼き味の景色は、胡麻・棧切り・緋襷・牡丹餅などの変化に富んでいますが、それらは作品の詰め方や燃料である松割木の焚き方などの工夫と、千数百度の炎の力によって七〜十昼夜かけてじっくり焼き締めた硬質の炻器（せっき）が備前焼です。一点として同じ形も焼き味も同じものは無いと言えます。備前焼は、古墳時代の須恵器の製法が次第に変化したもので、平安時代に熊山のふもとで生活用器の碗・皿・盤や瓦など南大窯跡が生産されたのがその始まりといわれています。その後、衰退しかかった備前焼に尽力を尽くしたのは金重陶陽さんです。金重陶陽は昭和31年に国の重要無形文化財保持者（人間国宝）に指定され、これをきっかけに多くの人々が努力を重ね低迷期を脱しました。またこの頃から国内だけでなく、海外でも純日本的な備前焼の人気が高まり、陶陽の死後も、藤原啓、山本陶秀､藤原雄、伊勢﨑淳と人間国宝を輩出していくようになりました。

■備前焼の買取例を紹介いたします。

★藤原啓の作品

◎藤原啓作の茶碗を買取致しました。とても土味の良い作品ですね。この方は明治生まれで文学の道をこころざしましたが,昭和12年郷里の岡山県にかえり三村梅景,金重陶陽(かねしげ-とうよう)の指導で作陶生活にはいります。備前焼の再興につくし,45年人間国宝となります。端正で豪放な作風で知られています。長男雄(ゆう)も人間国宝で高額でお取引されております。家の引越しや遺品整理の際に出てくる骨董品です。古物処分の際はお声掛けください。

★伊勢崎淳の作品

◎上の写真は「伊勢崎淳」さんの壺です。伊勢崎陽山の次男として生まれる。備前焼レリーフ作家の代表格で茶陶などに力を入れる一方、現代的な造形感覚で陶壁・石彫・オブジェを製作でしております。平成１０年　岡山県重要無形文化財保侍者となりさらに１６年重要無形文化財保持者『人間国宝』に認定されます。高価買取が期待できますのでお持ちの方はお問い合わせください。

★山本陶秀の作品

◎藁灰釉が特徴ある猪口ですね。山本陶秀は昭和から平成時代にかけての陶芸家です。
明治39年4月24日生まれ。生地の岡山県伊部(備前市)の窯元で修業し,楠部弥弌(くすべ-やいち)に師事します。昭和30年日本伝統工芸展に初入選。33年ブリュッセル万博でグランプリ,52年毎日芸術賞などを受賞しました。備前焼の茶陶で知られ,62年人間国宝に認定されます。人間国宝の備前焼は相場も高くとても高く売れるものがありますのでお持ちの方は一度お気軽にお声掛けください。

■高価買取のポイントは…

その１…割れや欠けがないもの
その２…現代ものでも著名な作家物
その３…保証書やしおり、共箱がある備前焼
その４…入手経路やストーリがはっきりしている物

■家の中のどこに眠っている？お宝を発掘しましょう！

忘れ去られて家の中のどこかの場所に収められています。
可能性が高い場所は…
①押し入れ…贈答品と一緒に長期間手つかずで状態の良い焼物が眠っています。
②軒下…とても古い骨董やアンティーク品が良く出てくる場所です。埃や汚れも溜まっていますが備前の壺は結構見かけます。
③倉庫や蔵…今まで見たことのない古い時計や骨董品が良く出てくる場所ですね。状態はまちまちです。
④中二階、隠れ部屋…この場所からは超高額なアンティークや骨董品などのお宝が良く出てくる場所ですがほとんど改築されていたり片付けられている秘密の場所です。