茶杓買取に力を入れています!
■日本の伝統文化である茶道で欠かすことができない道具のひとつ「茶杓」。この道具は、お茶をたてるために、棗(なつめ)や茶入から抹茶をすくうために使われる、細長いさじのような形状になっています。先端の部分は、抹茶をすくいやすいように丸みがつけられています。我々骨董業界でもしばしば手にする茶道具の一つです。現代の「茶杓」は、おもに竹で作られています。しかしもともとは、薬匙が代替として使われていたため、象牙やべっ甲が素材だったのだといわれます。それが千利休の時代になると、竹で作られたものが主流になりました。素材の竹は、一般的に苦竹科の竹が使われています。そのなかでも「晒竹(白竹)」を利用することが多いといわれます。また、囲炉裏の天井部分などに使われている「煤竹」や樹木が使われることもあるそうです。村田珠光は、高価な象牙の代わりに竹を用い漆を拭いた茶杓を作ったとされ、薬匙の姿をとどめた珠光作の竹茶杓「茶瓢(ちゃひょう)」(宗旦追銘)が伝わっています。これ以降、素材はほぼ竹と象牙となりますが、形は一定していませんが、ほとんどに漆が拭いてあります。武野紹鴎は、切留(きりどめ)に節を残した留節(とめぶし)や、切留近くに節がある下がり節の茶杓を作りました。桃山以降は、殆どが茶杓の真中に竹の節がくる中節(なかぶし)となり、千利休により茶杓の定型となったといわれます。また利休・織部の頃までは漆を拭いていましたが、宗旦、遠州から漆を拭かず木地のままの茶杓が定型となります。象牙・節無しの竹を真の茶杓、桑または節が切留の竹を行の茶杓、中節の竹、桑以外の木製のものを草の茶杓とします。骨董品として価値や相場が高い茶杓は大徳寺関係のものや宗淡関係のものが人気があり高く売れます。ご委託で見かけましたら他の茶道具と一緒に査定をご依頼ください。よろしくお願いいたします。
■茶杓の買取例を紹介いたします。
★般若心経の茶杓
◎こちらは煤竹を使用した茶合と茶杓です。古くて銘は擦れて読めませんが茶杓には「般若心経」が細かい字で描かれております。江戸期のものらしく黒光した竹が良い味を醸し出していますね。他の茶道具も時代物がたくさんあり高価買取いたしました。
★大徳寺 茶杓
◎大徳寺関係の古い茶杓です。箱書きもしっかり描かれて茶杓入れなども良い作りです。大徳寺派11代管長 雪窓和尚、後藤瑞厳 大徳寺住職なども高価買取が期待できます。
★古い茶合
◎写真は花押付きの煤竹、漆の茶合です。とても古いもので箱や銘はございませんが状態もよく人間味がとってもある作品なので買取させていただきました。在銘ではない茶道具も買取、査定をさせていただきますので整理、売却される際はお気軽にお問合せください。値段や価値、相場などもお伝えできると思います。
■高価買取のポイントは…
その1…在銘ではないが状態の良い物
その2…現代ものでも作家物
その3…保証書や裏書、箱書きがあるもの
その4…入手経路やストーリがはっきりしている物
■家の中のどこに眠っている?お宝を発掘しましょう!
使わない茶道や茶杓は忘れ去られて家の中のどこかの場所に収められています。
可能性が高い場所は…
①押し入れ…茶道具や茶掛けと一緒に収められているので状態の良い茶杓が眠っています。
②戸袋…とても古い骨董やアンティーク品が良く出てくる場所です。埃や汚れも溜まっていますが古い茶杓は新聞紙で包まれて眠っているのを見かけます。
③倉庫や蔵…今まで見たことのない古い時計や骨董品が良く出てくる場所ですね。状態はまちまちです。
④中二階、隠れ部屋…この場所からは超高額なアンティークや骨董品などのお宝が良く出てくる場所ですがほとんど改築されていたり片付けられている秘密の場所です。
茶杓出張買取の流れ
■まずはお電話下さい。日時をご相談します。
商談成立して終了です!
★わからない事や聞きたい事などなんでも気軽に下の「LINE」からでも問い合わせできます。
勿論、骨董やアンティークもコチラから写真査定できます。(24時間OKです!)
■〒818-0068 福岡県筑紫野市石崎2-6-25A
骨董品買取の福岡玄燈舎050-3569-2100(年中無休受付)