この棗は骨董品の出張買取に出かけた時、茶道具の先生から
頂いたものです。上質の仕覆に包まれています。元来、棗は薄茶を入れる漆器です。茄子茶入の挽家 (ひきや 茶器を保存する容器) を応用したものが始めで,形がなつめの実に似てるいることによる名称だそうです。東山時代からとされますが作品は桃山時代以後が多いようですね。形のうえでは大,中,小,平,尻張,胴張,長丸などが代表的な形です。素地は木製 (挽物) ,乾漆,竹,紙など多彩ですが塗りも黒ろう,朱,溜,潤 (うるみ) ,掻合,春慶,根来 (ねごろ) ,変り塗,摺漆などもあり,木地のままのものもあようです。
茶道具として造られたものですが現代では塗の綺麗な物や豪華な物は観賞用、シンプルな図柄は小物入れなどに応用している方もいらっしゃるようですね。
★尚、玄燈舎では棗の他にも骨董や着物、茶道具 書道具レトロな家具やオモチャ、古本、楽器、コレクション品、切手や
昭和の古い物など出張買取致します。骨董やアンティーク、着物をお売りになる時は是非、福岡太宰府の玄燈舎へご連絡ください。
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