中国家具買取・福岡市/骨董品|先日は福岡県春日市で中国の古い家具や陶磁器を買取りました。
この中国家具には上質の紫檀がふんだんに使用されているものばかりで重量もとてもある骨董品的な家具でした。 中国家具の歴史は大変古く、周代(紀元前1046~紀元前256年)の周礼(周王朝の制度をまとめた経書)には、”王子の席は五重、諸侯は三重、大夫は二重”という記述があり、すでに床座ではなく、椅子に座るという記載があるそうです。また、漆を使った彩色を施した家具、青銅製の家具も漢代(紀元前206~263年)以前のものが、近年、出土しています。悠久の歴史を持つ中国式家具は明朝・清朝(1368-1911年)に黄金時代を迎え、最も精巧で美麗な家具が制作されました。明式家具は、その輪郭の線がすっきりしていて流れるよう。また、装飾もあっさりして気品があり、飾り枠構造の特色がよく生かされています。15世紀から17世紀にかけて製作された家具を「明式家具」と呼び、18世紀から清代末期にかけて作られた家具を「清式家具」と呼んでます。特に骨董的なデザインで有名な清代の家具は装飾性が強くなっていきました。 雍正帝や乾隆帝などの栄華極まる時分を筆頭に骨、銀、玉、琺瑯などの象嵌を施したもの、吉祥文様の彫刻や描画を全体にあしらったもの、サイズも大きく、肉厚な躯体をしているなど、全てにおいて強烈ということば当てはまるような体裁をしています。木の材質も、黒檀、紫檀、花梨、鉄力木という高級木材から、欅(けやき)、楠(くす)、楡(にれ)などの中級のものなど、多岐に及んでいますが、特に南方の黒檀、紫檀などを運ばせるだけのパワーが清朝にはあったということでしょう。大理石はよく使われる美しい石であり、青・黄・赤・白・黒、五色の磁製片もまた多くの人に好まれる象眼家具の材料です。
昔の人は、時には家具本体と色彩や光沢の異なる木までも象眼の材料に用いることがありましたが、それもまた、とても優雅で人を魅了するものでした。彫刻の種類には、浮き彫り・隠し彫り・装飾彫りなどがあります。中でも浮き彫りの技法がもっとも多く使われました。彫られる模様や飾りには、草花・龍・鳳凰・麟麟、それに図案化した雲・花・葉、などがありますが、どれもみな中国伝統の紋様と密接な関係があります。骨董品買取の福岡玄燈舎では中国家具を買取致します。お見積りや査定だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。営業時間 毎水曜日除く9:00~20:00尚、福岡県内は無料出張査定致します。