■■線などの和楽器ですが
今回は珍しい「笙」の買取でした。
福岡市中央区で出張鑑定に出かけた時に譲って頂いた和楽器です。
お爺様が雅楽を嗜んでおられたとかで売却したいとの事でした。
笙は、日本の伝統音楽である「雅楽」の中で用いられる楽器です。その姿は鳳凰にたとえられ、その響きも鳳凰の鳴き声を模して創られた、と伝えられています。また、古代中国の文献である「説文解字」「白虎通義」「釈名」などを見ると、笙は万物が生起してくる時の響きだと考えられていたようです。現在日本に伝えられる笙は、古代中国で形や音律が整えられ、1400~1300年前に他の雅楽の楽器たちと共に日本に伝えられました。東大寺の正倉院にも笙が宝物として納められています。骨董品買取の福岡玄燈舎では笙などの和楽器買取致します。
◎その他の買取品…書道具や骨董品の査定依頼があり出張買取鑑定に出かけました。
書道家のお宅で和紙や硯、筆や建屏、筆や墨、印材などが所狭しとあります。
約2日かけての査定になりましたが満足していただき買取ができるようになりました。
中国からの美術品や書道具も多くとても楽しめた鑑定でした。
下の大きな硯は端渓石の古い硯です。箱は200年ほど経った紫檀の木箱です。
この箱だけでもとても価値のあるも骨董品です。
端渓硯について…
肇慶市の北嶺山一帯、羚洋峡一帯には硯材として優れた石を産出する、いくつもの坑が点在しています。
特に、斧柯山の山間を流れる渓流の東側一帯には最も優れた硯石が採掘される坑が集中して存在します。 この渓流の水は”端渓水”と呼ばれます。
硯材として最高峰とされる有名な”老抗”(老坑水巌)、これに次いで良質とされる”坑仔厳”(巖仔坑とも呼びます)、そして”麻子坑”は、この端渓水一帯に存在する坑で、これら三抗は「端渓三大名抗」とされ、王朝期時代より皇帝をはじめとし、高級官僚や文画人のあいだで大変尊ばれてきました。
特に、老抗の存在は、端渓硯そのものの地位を「文房四宝」の最たるものとし、また端渓硯が「中国四大名硯」(他に歙硯、?河硯、澄泥硯)の第一とされてきた所以ともなっています。骨董品買取の福岡玄燈舎では端渓硯買取り致します。お気軽にお問い合わせください
◎その他の買取品…
こちらでは中国の掛軸や煎茶道具、書道の墨や硯、筆など買取りさせて頂きました。
写真はその一つで中国紫檀の瘤模様の提げ物です。玉石付きの古い骨董品です。
瘤模様は玉杢のように狙って作られないもので自然の副産物です。
この提げ物には瘤杢のほか泡杢も交じっているようです。
100年以上前の唐木のようですね。
瘤木や瘤模様のことを瘤杢とは言わず単に瘤という方が一般的です。瘤という漢字から病気の木という負のイメージもありますが、自然の不可思議さに潜む美は素直に評価してよいのではないでしょうか。花梨の瘤は年々減っていて、希少価値は高まっています。骨董品買取の福岡玄燈舎では古い唐木の提げ物買取ります。お気軽にお問い合わせください。
◎その他の買取品…最近はめっきり冬芽いてきてそろそろ年末の片付けの磁器が近付いてきましたね。
今回はそんな片付けの一環で自宅の使わなくなった骨董品や書道具の買取依頼があり
。墨や硯、古筆に印材や和紙、建屏や根付など書道具と古美術品を沢山査定して買取させて頂きました。
唐筆に混じって有名な熊野筆の書筆もありました。
熊野筆(くまのふで)は広島県安芸郡熊野町で作られている伝統工芸品です。熊野筆の特徴はヤギやウマ、シカ、タヌキ、イタチ、ネコなどの獣毛を原料としているところです。
穂先の毛を切り揃えず、「コマ」という木型を使用し穂先を出します。自然毛を生かすことにより毛先が繊細で、適度なコシも持ち合わせた筆となります。籾殻(もみがら)の灰の使用による毛もみや麻糸を使用した糸締めといった伝統的製法を用い、穂首を熊野町内で製作されたもののみが熊野筆を名乗ることができます。
熊野では国の「伝統的工芸品」の指定を受けた書筆をはじめ、画筆や化粧筆が作られています。一本の熊野筆が完成するまでには70以上の工程が必要ですが、そのほとんどが手作業で行われます。特に難しいとされる筆に使用する毛を選択する選毛(せんもう)・毛組み(けぐみ)という工程をはじめ、全ての工程において熟練した技術が必要です。骨董品買取の福岡玄燈舎では古い筆や書道具買取致します。お気軽にお問い合わせください。
◎その他の買取品…古い花器の出張査定買取をさせて頂きました。
華道の先生ということでお持ちの骨董品や美術品はほとんどがお弟子さんに分けられていましたが
写真の細かい細工物の花入れが残っていました。
大分別府の竹工芸品ということでした。
別府竹細工は全国に235品目ある伝統的工芸品のひとつで、1979年に通商産業省(現経済産業省)から指定を受けた。日本各地にある竹の産地では、真竹、孟宗竹、黒竹、根曲がり竹など、その土地の竹を使った竹工芸が発展している。別府竹細工の主材料は大分県産の真竹。油分を抜いて乾燥させ、象牙色になった竹で細く薄い竹ひごをつくり、編んでいく。緻密な網み目と優美な曲線は、しなやかで強い真竹という素材でこそ作り出せる美しさですね。そもそも別府では、1世紀頃から竹で編んだ籠やざるが使われていたと伝わる。室町時代には行商に使う籠が生産されるように。江戸時代になると別府が日本一の温泉地として有名になり、日本各地から湯治客が訪れる。お客が滞在中に使う飯籠、米あげざるといった竹の生活用品は土産品としても人気で、別府竹細工が広く日本中に知られるようになったそうです。骨董品買取の福岡玄燈舎では竹細工工芸品を買取り致します。お気軽にお問い合わせください。