■勲章買取りました…今回、買取した勲章はとてもきれいな状態の瑞宝章です。この勲章は福岡宗像で骨董品の査定依頼でお伺いしお宅より譲っていただいたものでご先祖は特高の方だったそうです。特高とは特別高等警察の略で国事警察として発足した高等警察から分離し、国体護持のために無政府主義者・共産主義者・社会主義者、および国家の存在を否認する者や過激な国家主義者を査察・内偵し、取り締まることを目的とした日本の秘密警察である。内務省警保局保安課を総元締めとして、警視庁をはじめとする一道三府七県に設置されましたが、その後、1928年に全国一律に未設置県にも設置されました。略称は特高警察(とっこうけいさつ)、特高(とっこう)と言い、構成員を指しても言ましたいます。第二次世界大戦後の1945年に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の指示により廃止されいますました。 このような日本を守っていた特別任務の方のお宅より譲っていただいたこの勲章はとても特別なものですね。
勲章を受章する方は芸術家や博士、文化で貢献した方の功労褒章として内閣府等から与えられるもので旧日本軍関係の方や消防や警察関係の方も受賞します。等級や状態によって評価や価値価格が変わります。そしてこの「瑞宝章」とは国及び地方公共団体の公務、または公共的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた人を表彰する場合に、男女に共通して授与される勲章です。瑞宝章は、明治21に制定されました。勲章のデザインは、古代の宝であった宝鏡を中心に大小16個の連珠を配して、四条や八条の光線を付し、鈕(ちゅう)には桐の花葉が用いられています。
その他の買取品…■古い仏具買取りました…とても古いお宅へ伺ったときによく見かける仏具。今回も骨董品の出張査定で見かけました。その仏具は鈴や錫杖、数珠や銅の香炉な数十点買取いたしました。時代や状態、作家などで価格や相場はかなり変わりますが今回は純銀製の「おりん」です。
作家物ではありませんでしたが結構な重量で地金でもかなりの高価格になります。「おりん」とは仏具の1つで「鈴(りん)」と呼ばれます。よくある仏具ではあり、誰もが簡単に打てば鳴りはしますが、実際には正式な鳴らし方などや宗派によっての違いなどもあるようですね。宗派によっては、鏧、鈴、鐘と呼び名が変わる場合もあります。「おりん」は禅宗で使用されていた梵音具の一種で、現在は宗派を問わず使われています。「りん」を鳴らすことによって、人々の邪気を払うとされています。また梵音具とは音を出す仏具のことです。木魚やお寺の鐘がこれにあたります。梵音具は名前も形状も独特なものです。鐘のように古代中国の青銅の形式を持つものもあります。朝鮮半島の鐘と日本の鐘は形式が違います。 骨董の世界では宗派は関係ありませんが材質や時代で価値が変動いたします。そのほかには木魚や真鍮の線香立てなども買取できました。ありがとうございました。