■今回の掛軸は高浜虚子作「青麦」の句を挿入されて描かれている掛軸です。骨董品の買取では掛軸は焼き物に次いで依頼が多い骨董品ですがこの掛軸はさわやかな春を感じる掛軸でした。肉筆で紋白蝶や青々とした麦が印象的な図柄です。絹本ではありませんは紙の質もとても良い紙を使用されています。この作者はあまり有名ではありませんが個人的にとても気に入った作品なので買取させていただきました。
高浜虚子とは 俳人・小説家です。本名、清といいます。正岡子規に師事ののち「ホトトギス」を主宰、客観写生・花鳥諷詠を主張し、俳句の普及と後輩の育成に努めました。写生文・小説もよくし、「鶏頭」「俳諧師」「柿二つ」などの創作があります。句集「五百句」などが有名です。虚子は俳誌「ほとゝぎす」を松山から東京に移し、「ホトトギス」と改名し子規の協力を得て編集発行します。明治38年、虚子の勧めで漱石が書いた「吾輩は猫である」が「ホトトギス」誌上に発表されると大評判となりました。虚子も一時期小説を書いていたが、大正2年には俳壇に復帰。「守旧派」を宣言し、河東碧梧桐の「新傾向」に対抗します。のちに、「俳句は花鳥諷詠である」と表明しました。「ホトトギス」に「俳句のつくりやう」、「進むべき俳句の道」等を連載し、俳句の可能性の拡大と普及に努めます。虚子はまた、女性にも俳句を広めた人です。「選は創作なり」と述べた虚子は多くの俊英の俳人を育てます。虚子門からは、大正、昭和を代表する俳人が数多く輩出されています。 骨董品買取の福岡玄燈舎ではそんな高浜虚子のや古い掛軸や短冊を買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100
◎その他の買取品…華道の先生よりご連絡いただき使用しない花器を売りたいとのことで地元の福岡大宰府に骨董品買取に出かけました。有名無名の陶磁器に交じって銅器や鉄瓶、茶道具などもありました。そのなかで少し小ぶりですがシンプルな銅器を発見。よく見ると班紫銅の花瓶です。底を見ると恵久の刻印がありました。この花器は「長谷川恵久」作の銅花瓶でした。の方は山形鋳物の作家さんで昭和44年 第一回日展入選後、昭和53年 第十回日展「雪の象」特選に選ばれます。そして昭和55年 光風会展審査員を経て昭和54年 山形市伝統的工芸産業技術功労者褒賞受賞いたしました。この作品も凛とした中でも味のある班紫銅を使用したスタイリッシュな工芸品ですね。骨董品の査定でも度々見かける作品です。今回は箱はありませんでしたがお店に置くとすぐに売れました。このようなシンプルモダンな骨董品や陶器はいつの時代でも大人気です。骨董品買取の福岡玄燈舎では山形鋳物や本間琢斎で有名な佐渡銅器、高岡銅器などの骨董工芸美術品の買取に力を入れています。お気軽にお問い合わせください。℡050-3569-2100
◎その他の買取品…昭和レトロな中島製作所「スカーレット」ちゃんのソフビ人形を買取致しました。今回の骨董品の出張買取では着物や古時計の他茶道具や掛軸も数点買取致しました。その他には写真のレトロなおもちゃが段ボールに2箱ありました。スカーレットちゃんは1966年、中嶋製作所から発売されたレトロなソフトビニールのお人形です。
日本で企画制作された着せ替え人形の2番目なんだそうで、「夢見るファッションドール」というキャッチフレーズがあったと思います。スカーレットという名前は、週刊マーガレット誌上の公募で決まったんだといわれておりますが翌年の1967年にリカちゃんが発売され、負けずにスカーレットちゃんも妹やら従妹やら登場させております。この時代は着せ替え人形が花盛りな時代ですね。着せ替え人形は有名な物には次の人形があります。バービー リカちゃん ジェニー フッラ Blythemomokoドール・豆momoko ピュアニーモ・ピコニー モタイラー・ウェントワース・ドールタイニー・ベッツイー・マッコール ジーンマダム・アレクサンダー・ドール プーリップ スーパードルフィー・ドルフィー・ドリームなどが挙げられます。骨董品買取の福岡玄燈舎では昭和レトロな着せ替え人形を買取致します。年中無休受付 電話050-3569-2100