◎福岡春日市にて骨董品買取を致しました。六代源右衛門作品が中心で壷や花瓶、皿など大量に査定して譲って頂きました。その中の一つですが写真の作品は源右衛門さん自身の作品で裏の彫印、そして魚貼の珍しい作品でした。

源右衛門青磁彫銘

六代源右衛門は佐賀県で生まれた陶芸家です。
生家は柿右衛門、今右衛門と並んで有田名窯三右衛門の一つです。
佐賀県立有田工業学校窯業科で学び、家業を継ぎました。
伝統的な有田焼のひとつである古伊万里の技法を研究し、洋食器に取り入れたデザインで有名です。また、世界にも目を向け、ティファニー社との共同開発など異業種企業との連携にも力を注ぎました。この源右衛門窯ですが残念ながら6代目が亡くなってからは後を継ぐものがおらず、共同窯のような経営形態となり伝統を守りながらも新しいものを作り続けています。今回の作品は最後の六代作品で貴重な青磁魚貼彫印花瓶でした。骨董品買取の福岡玄燈舎では六代源右衛門作品を買取致します。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…
有田焼や唐津焼、信楽、琉球など相当数の陶磁器の査定、買取をさせて頂きました。
写真の焼物は十二代中里太郎衛門です。

太郎衛門 買取福岡

中里太郎衛門とは明治28年生。昭和60年没。佐賀県生まれ。大正3年、佐賀県立有田工業高校別科卒業。昭和2年、12代太郎右衛門を襲名。昭和4年頃より古唐津の窯址調査を始め、古窯址や陶片資料をもとに研究に励む。昭和30年、唐津焼の無形文化財記録保持者に認定。同年、第2回伝統工芸展初入選。以来同展で活躍。昭和40年、唐津焼初期の割竹式登窯を復元築窯し、唐津焼技法の保存に努める。昭和44年、勲四等瑞宝章。同年、13代太郎右衛門を長男に譲り、無庵と号す。昭和51年、重要無形文化財(人間国宝)「唐津焼」の保持者に認定。
骨董品買取の福岡玄燈舎では太郎衛門の器買取ります。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…ココは茶道や華道が趣味で長年集めていた道具を整理したいとの事でした。抹茶茶碗や茶入れ、鉄瓶、棗など約40点程の買取ができました。その一つが写真の明珍火箸です。

明珍買取ります

室町時代より続いた甲冑師(かっちゅうし)の家名。明珍派とよばれ、関東で活躍したが、江戸時代には全国に分布、鐔(つば)・馬具なども製作した。平安時代末に初代出雲守紀宗介(きのむねすけ)が京都九条に住し,近衛天皇より明珍の号を賜ったと伝え,以後連綿として江戸時代に及んでいる。しかし実際に甲冑の作品をみるのは室町時代以降からで,そのころにはすでに相州小田原,鎌倉雪ノ下,常陸国府中,上野国小幡,白井など各地に分派ができていた。江戸時代に入ると江戸,姫路,広島,高知,金沢,福井,仙台,弘前などにも広く分布し,甲冑師ではこの明珍の系統がいちばん広まった。骨董品買取の福岡玄燈舎では明珍の作品買取ります。

◎その他の買取品。
茶道具や着物、切手やレコードなど買取りました。
その中に下の写真の鉄瓶がありました。
有名な龍文堂鉄瓶です。
鉄瓶買取り
明和元年(1764年)頃、初代龍文堂 四方龍文が、京都で初めて蝋型鋳造によって鉄瓶を造ることを創案したことが、「龍文堂」のおこりと言われています。(「龍文堂」を名乗り始めたのは、2代目龍文堂 四方安之助の頃から)
安之助は「蔵六」鉄瓶の作者として名高い秦蔵六や、「亀文堂」の創始者である亀文堂正平などを弟子に抱え、どちらも蝋型鋳造によるきめの細かい細工の鉄瓶を作って高い評判を博していました。
「龍文堂」の鉄瓶の名声は、明治・大正・昭和初期にわたり日本中に伝わるようになるが、蓋の裏に「龍文堂」と名前だけを彫った贋作が数多く世間に出回ることとなりました。
夏目漱石の「吾輩は猫である」の文中に、このような一節があります。「この様な時には龍文堂の松風の音を聞いて茶を喫するが、最高の贅沢」 以上のことから、当代における高級な鉄瓶の代名詞として、いかに「龍文堂」の名声が高いものであったかを伺うことができます。骨董品買取の福岡玄燈舎では龍文堂鉄瓶を買取ります。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…古いお家へ骨董品買取の依頼でお邪魔すると必ず1台は見かける柱時計ですが
今回の柱時計は少し高級な時計でした。
元はお医者さんだった自宅なのでモダンで文化的な家具や調度品、絵画や
置物、陶磁器や人形などいろいろと揃えてありました。
その中でも特に興味があったのは写真のボンボン時計です。
セイコー柱時計
この柱時計は通称ダルマ時計や四つ丸時計ともいわれマニアの間では人気のあるアンティークです。現状では古いので動きませんでしたが修理をしてもらうと元気に動き出しました。
このダルマ時計は米イングラハム社のElias Ingrahamが1860年にIonicと登録したデザイン。 外観からFigure Eight(8の字)時計とも呼ばれていた。
Ionic(アイオニック)とはギリシャ建築の柱の様式(イオニア式-柱頭の両脇に渦巻き形の飾りが付く)からデザインされたスタイル。
金四ツ丸、彫四ツ丸、寄木四ツ丸(Mosaic)、サクソン丸(Saxon:真鍮を張ったもの)等が有る。
四ツ丸は通称「ダルマ型」とも呼ばれているが、正式カタログ名ではほとんど「四ツ丸」が使われている。 明治期よりダルマという愛称が使われてきた事も事実で、それだけ人気の有った時計であることがわかる。骨董品買取の福岡玄燈舎はアンティークな柱時計買取ります。お気軽にお問い合わせください。

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■骨董品買取の福岡玄燈舎

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