福岡の大野城市に骨董品買取依頼の為、出張査定に伺いました。
古伊万里コレクターのお宅で染付のお皿や花瓶、鉢や染錦の綺麗な焼物や沈香壷などが
部屋中飾られておりました。そのすべてを見積もりして買取もさせていただきました。
ありがとうございました。
その一つの盃洗はとてもスッキリとした形と文様で一番の私のお気に入りとなりました。
盃洗は 酒席で盃(さかずき)を洗うための水を入れる器をいいます。 一つの盃で酒を酌み交わすことにより心を通わすと考えた日本では、昔から献盃(けんぱい)や、お流れ頂戴(ちょうだい)と称し、盃がやりとりされました。 盃洗はその際に用いられるもので、料亭などでは高尚な絵付けをされたものが多くみられました。
盃洗はその酒席で目下の人が目上の人に御返盃する際に、盃をすすぐのに使われていた道具なんだそうです。目上の人にお酌する際には、盃洗で盃をすすぐか、盃洗がないときは、懐紙で拭ってから盃をお返ししてお酌をするというのが当時のマナーだったんようです。
江戸時代の『寛至天見聞随筆』という書物には「盃あらひとして丼に水を入れ」と記述があるそうですが、もともと盃洗は適当なサイズの丼や鉢を見立てて使っていたようですが、酒席により映えるようにと、次第に染付や色絵、蒔絵を施した豪華なものが登場してきたと思われます。骨董品買取の福岡玄燈舎では盃洗や花瓶を買取致します。
◎その他の買取品…
お茶道具が沢山あり香炉や鉄瓶、風炉や掛軸、着物などが大量にありましたので
2日かけての査定になりました。
その一つですの写真の素朴な香合です。
古民家風でとっても味わいのある焼物の香合でした。
香合とは、香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。香蓋とも書かれるが当て字。また合子(ごうす、ごうし)ともいう。
茶の湯において香合とは香をいれておくための器である。茶事において茶室に香を焚くのであるが、その香をいれておく器が香合である。その香合は茶事において重要な存在であり、炭点前のときに客は亭主に所望して香合を拝見する。香合の中には香を3個入れておき、その内2個を炭の近くに落とし入れ、薫じさせ、残り1個はそのまま拝見に回すことが多い。茶道具全般に共通することではあるが、風炉の場合と炉の場合などその茶席に応じて、香とともに香合も使い分けることが多い。福岡玄燈舎では茶道具や仏具の香合を買取致します。お気軽にお問い合わせください。
◎その他の買取品…
茶道具の鉄瓶や釜、結界や屏風掛け軸など数点お買取ができ感謝です。
こちらは茶道具の卸などもされていた様で棚や茶入れなども多数ありました。
この棚はその一つの「糸巻棚」です。
糸巻棚は、一閑青漆爪紅の四本柱の二重棚で、中板の各辺を弓形に刳って糸巻の形にした小棚です。 … 糸巻棚は、地板が取り外せるようになっていて、運び水指ができるようになっています。 糸巻棚は、碌々斉好には一閑張青漆爪紅糸巻棚で地板がないもの、桐木地でハシバミのないものや、地板がある杉木地の糸巻棚などがあります。
糸巻棚は、表千家十一世 碌々斎(ろくろくさい)瑞翁宗左(ずいおうそうさ)が好んだ棚です。
糸巻二重棚とも呼ばれます。
地板が取り外せるようになっていて、運び水指ができるようになっています。
碌々斉好には一閑張青漆爪紅糸巻棚で地板がないもの、桐木地でハシバミのないものや、地板がある杉木地の糸巻棚などがあります。表千家十二世 惺斎(せいさい)敬翁宗左(けいおうそうさ)が、杉木地で好んでいます。
糸巻棚は、惺斎好には、地板の無い桐木地のもののほかに、桑木地、杉木地糸、飛騨塗などがあります。玄燈舎では茶道具や掛軸買取致します。お気軽にお問い合わせください。
◎その他の買取品…
輪島漆器や山中塗り、籃胎漆器などを沢山買取させて頂きました。
そのほとんどが未使用品で状態の良い物ばかりでした。
ありがとうございました。
写真の重箱はその一つで牛腸漆器店とあります。
木箱付の上品な蒔絵で普段使いでも重宝しそうですね。
輪島塗は 石川県輪島市で生産される漆器です。
国の重要無形文化財としてしていされています。
輪島塗の特徴は、下地塗りで「布着せ」(壊れやすい部分に布を貼って補強する)をするところと、下地漆に「地の粉」といわれる珪藻土を混ぜた漆を使うところにあります。堅牢な漆器である秘密は、表面からでは見えないところに発揮される、職人の技にあるのです。そのほか「研ぐ」「磨く」などにも職人の丁寧な仕事が施され、ひとつの輪島塗の漆器をつくる手数は100以上とも。
そんな手間のかかる輪島塗は、それぞれの工程を専門の職人たちが分業することで、産地として漆器の生産をつづけています。骨董品買取の福岡玄燈舎では輪島漆器を買取致します。特に蒔絵の豪華な物は高値が付きますのでお気軽にお問い合わせください。