◎福岡での骨董品買取の場面では度々見かける「ブリキのおもちゃ
今回は昭和20年代に作られたブリキ製の輸出品です。
ブリキのおもちゃ
ブリキとは薄い鉄板をスズでメッキしたものです。
加工しやすくさびにくいことから、19世紀ころよりヨーロッパで日用品に用いられ、やがておもちゃにも使われ始めます。特に盛んだったのは、機械工業が発達していたドイツでした。日本でブリキのおもちゃが登場したのは、明治のこと。初めは外国の模倣が多かったのですが、次第に日本独自の優れたおもちゃが開発されます。
そして、その黄金期は戦後の時代です。持ち前の開発力と、手先の器用さで、世界で最も優れた製品が作られ輸出されていったのです。戦後の日本のブリキのおもちゃは、主にアメリカ向けに作られました。特にデザインと並んで海外からの評価が高かったのが、精巧な作りでした。そして、それを支えたのは、こだわりの職人たちの精密な技術だったのです。「100分の1ミリの手技が生む曲線の味わい」です。
そして明治大正期の作品に見られるのは、金色が多用されていることです。「金彩」と呼ばれるこれらの作品の色使いが特徴です。そんなブリキのおもちゃのほかにも茶道具、掛軸、陶磁器なども数点買取できました。ありがとうございました。骨董品買取の福岡玄燈舎はレトロなブリキのおもちゃ買取致します。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…先日は骨董品買取の査定で福岡市中央区に参りました。
輪島塗漆器や切手、古銭やプラモデルなど多彩な買取ができました。
その中でレトロな贈答品も沢山あり写真のようなアンティーク「ボヘミアンガラス」も
数点ありました。これは灰皿ですがとてもカットが深く細かいのが特徴です。
新品を買うととても高価な物の様です。

ボヘミアアンティーク

ボヘミアガラスは緑のソーダガラスを使った安価な日用品から、丹念なカットと彫り込みが施された高級品のクリスタルガラスまで、様々な種類の製品が存在します。ボヘミア(チェコ西部)産の木灰からとれたカリ(炭酸カリウム)を原料とする無色透明のカリガラス、17世紀に考案された彫り込み(エングレーヴィング、グラヴィール彫刻)がボヘミアガラスの特徴です。銅製の回転盤による浮き彫り、研磨、カットに適したカリガラスによって、独特の特徴が確立されています。ボヘミアングラスの母は、広大な“ボヘミアの森”です。
豊富な燃料として、またブナの灰から得る「炭酸カリ」により、限りなく透明に近い、水晶のようなガラスが作られます。同じように見えるガラスですが、ガラスにも種類があり、それぞれ特徴があります。ボヘミアングラスは、炭酸カリを入れるの「カリガラス」と呼ばれています。
「カリガラス」は、くもりのない「高い透明度」を誇ります。
「カリガラス」は、「硬い」ガラスです。 →より深く、より多く削ることが可能です。
ガラスが宝石のように輝き、立体感のあるレリーフを彫ることもできます。
「カリガラス」は、きれいに「発色」します。 →さまざまな、色ガラスが作られています。
…とこのような特徴があるガラスです。
そしてボヘミアガラスのアンティーク品はほとんど古典的な花瓶の形です。
手仕事で作られており、時には渦巻になっていたり、貝殻や、花、木の幹のような有機的な形をしているものもあります。骨董品買取の福岡玄燈舎ではボヘミアガラス製品を買取致します。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…今回の福岡市中央区での骨董品買取では昭和のレトロなもののもたくさん買取致しました。
最初に査定したものは茶道具や掛軸などの骨董品で次に昭和のテレビや真空管ラジオ、扇風機などを査定しました。写真の扇風機は昭和30年代のパステルカラーの鉄羽根扇風機です。
この時代まではアンティークな重たい鉄製の羽根や本体で家の中を動かすのにも一苦労でした。
昭和40年代に入って樹脂製の扇風機が出てきましたがその軽さは天国のようでした。
レトロ扇風機
日本では、江戸時代には団扇を複数枚使った手回し扇風機が作られていました。世界初の電気扇風機は19世紀後半、モーターの発明とほぼ時を同じくしてアメリカで開発・発売されます。直流に執着し、直流による発送電を行っていたトーマス・エジソンは直流モーターの扇風機を発売するが、交流発送電が主流になるにつれて、交流式モーターのものが主流となりました。
日本ではゼネラル・エレクトリック(GE)の技術で芝浦製作所(東芝の前身)が1894年(明治27年)に発売したものが最初です。本体に電球を備え付け、スイッチを入れるとプロペラが回るとともに電球が点灯する直流モーターの扇風機でした。電球はプロペラを回す直流モータの回転を安定させるための抵抗であったようですね。1913年(大正2年)には、川北電気企業社から12インチの交流電気扇風機が発売されます。大正時代には三菱電機、富士電機、日立製作所などのメーカーも参入し、本格的に国産扇風機が量産され始めました。また、昭和初期には川崎造船所(川崎重工業の前身)が、左右だけで無く上下の首振りも同時にする、2軸リンクの扇風機を発売します。当時は「電気扇」「電扇」などと呼ばれていたようです。当店では現在も夏場はこの重たい鉄製の扇風機で涼しく仕事をしております。骨董品買取の福岡玄燈舎は鉄の扇風機買取ります。お気軽にお問い合わせください。

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■骨董品買取の福岡玄燈舎

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