■空や風も秋めいてきた昨今、骨董品買取で福岡県北九州市へ出張買取に出かけました。
岡山県より移住されてきたお方で時間があれば窯元に通っていた方の様でした。
この作品は人間国宝の「伊勢崎淳」さんの徳利です。骨董業界でもかなり価値の高い作家ですね。

伊勢崎淳作品

小ぶりでとても土味の良い備前徳利ですね。
伊勢崎淳は、2004年に備前焼の人間国宝に認定された。備前焼は、岡山県備前市伊部(いんべ)の一帯で焼かれる陶器で、1000年近い歴史を持つ。平安時代末期(12世紀)に現れた窯場で、桃山時代(16世紀後半)に作られた茶器はわびさびを重んじる茶人たちに愛された名品として現在でも珍重されている。下は経歴です。
伊勢崎陽山の次男として生まれる。備前焼レリーフ作家の代表格。茶陶などに力を入れる一方、現代的な造形感覚で陶壁・石彫・オブジェを製作。
昭和36年 兄・満とともに半地上式穴窯を築窯、初窯を出す。
昭和41年 日本工芸会正会員になる。
昭和56年 金重陶陽賞を受賞。
昭和62年 田部美術館茶の湯の造形展優秀賞受賞。
平成 5年 岡山県文化奨励賞受賞。
平成 8年 山陽新聞文化功労賞受賞。
平成10年 岡山県重要無形文化財保侍者となる。
平成16年 重要無形文化財保持者『人間国宝』に認定される。
骨董品買取の福岡玄燈舎では伊勢崎淳さんの作品や備前焼買取ります。
お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…骨董や美術品の査定の場面でよく見る春画の数々。ほとんどが書画や巻物が多い中、今回はです。
この春画は昔むかしは殿方が隠れて楽しむちょっと洒落物でした。
今は堂々と皆に見てもらうような美術品となっていますね。

春画

男女の情交のさまを描いた絵画で,明治以降の用語。《古今著聞集》にみえる偃息(おそく)図がこれに当たり,伝鳥羽僧正筆《陽物競べ》や《小柴垣(こしばがき)草紙》《袋法師絵詞》等の絵巻に発展した。江戸期になると枕絵(まくらえ)・ワ印などと呼ばれ,浮世絵の一部門を形成し,菱川師宣(ひしかわもろのぶ),鳥居清長,喜多川歌麿,葛飾(かつしか)北斎らが好色本の流行とともに活躍。師宣の《こむらさき》歌麿の《歌枕》等が傑作として知られる。1790年の禁令以後はあぶな絵が盛行。性知識の啓蒙書として嫁入道具の一つにもなるほどの需要があったため,たびたびの官禁にもかかわらず流行した。骨董品買取の福岡玄燈舎では春画を買取致します。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…蔵にある骨董品や掛軸を買取ってほしいとの事で出張鑑定買取に出かけました。
とても風情のある街並みで旧長崎街道の一部の住宅でした。
蔵には戦前の着物や掛軸、日本刀や陶磁器などもありましたが一番の収穫は下の木製ラジオでした。

戦前木製ラジオ買取

このラジオは1900年代の国産の真空管ラジオです。スピーカ-とアンプは独立式の古いタイプですね。
残念ながら受信は不可能でしたがインテリアに良いアンティークです。
当時のラジオは5球スーパーといって、電波を受信する▽電波を音に変換する準備▽電波を音に変換▽電力増幅アンプ▽直流電源を整流する5球(高さ10センチ、直径4センチ)-の真空管を使っていた。
一方、戦前から終戦直後のラジオは「国民ラジオ」と呼ばれ、真空管が3球程度で外観も木製の質素なつくりだった。真空管が少ない分、音声は悪い。戦後しばらくして真空管が4~5球になり、そのころにはラジオ専門誌も増えていったという。骨董品買取の福岡玄燈舎では木製の古いレトロラジオ買取ります。お気軽にお問い合わせください。

◎その他の買取品…着物と骨董品の鑑定依頼があり出張買取に出かけました。
古伊万里の大皿や茶道具書道具などがありましたが着物が箪笥2本分ありましたので
査定をして買取り致しました。写真の反物は本場大島紬です。現代は着物を着るというよりも和装小物の材料や
リメイクによく使用されるようなアンティークの反物です。

大島紬反物買取福岡

大島紬は、鹿児島県南方にある奄美群島の織物。絹100%、織る前に糸を染める先染めを行い、手織りの平織りで、絣合わせをして織上げたものは「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。深い黒に加え、緻密な染めと織りの技術で知られる、日本が誇る絹織物の最高峰のひとつである。優雅な光沢を持ち、しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。手紡ぎの糸を、「テーチ木」(シャリンバイ)という奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、手織りする伝統的技法がとられている。はじめはくず繭や真綿などを紡いだ糸で作られていたが、生産拡大の中で大正年間にはほぼ全ての製品が絹糸で作られるようになった。
初期の大島紬は、手紬糸を用いて地機で織られ、自家用として島民が着用していた。徐々に技術が洗練されていき、1720年頃には薩摩藩を治める島津氏がその価値に着目。島民に『紬着用禁止令』が出され、高級織物として上納品に定められた
骨董品買取の福岡玄燈舎では大島紬や着物を買取り致します。お気軽にお問い合わせください。

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