■大きな深川製磁の花瓶買取りました…このような高さがありスマートな深川製磁は珍しいと思います。
この花瓶は筑紫野市の古いお宅にお邪魔した際に譲って頂いた骨董品です。当店の口コミや評価を見た上での
査定依頼で家にはたくさんの骨董品や茶道具があるので価値や値段、相場などを教えてほしいとの事で伺いました。
深川製磁とは明治27年創業で宮内庁御用達です。艶やかな質感や『フカガワブルー』と呼ばれる透き通るような青色の染付と赤絵を特徴とする窯元です。初代深川忠次の『工藝思想』を継承しながら進化を続け、現在も国内外で愛される作品を手掛けています。1900年(明治33年)にはパリ万国博覧会に出品しています。有名な物はおもに食器や花瓶が見られますね。
骨董品としての価格が高い物は変わった形や模様、色使いに特徴がある一品物、縁に金を使用したり共箱に栞が状態良く収めているなどの点が相場が高いと思われますね。時代や状態、箱の有無などで価値や価格が変わりますので保管したり長期、使用しない場合は箱に納めて治すことが高価査定のポイントです。骨董品買取の福岡玄燈舎では深川製磁を買取致します。お気軽にお問い合わせ下さい。
受付年中無休 電話050-3569-2100
■その他の買取品…レミントンのアンティークタイプライター買取りました。
茶道具や掛軸、置物や着物など時間をかけて査定して値段や価値、現在の相場や当時の時代の背景などをお話ししました。
中でもアンティークに関しては全く相場や価値を知らずにいらっしゃいましたのでアンティークの万年筆や陶磁器、人形などをメーカーや時代、価値を話すとびっくりしていました。その中でも一番古い物が写真のタイプライターです。
これは1930年代戦前の物です。もともとE・レミントン・アンド・サンズ社で製造されていたレミントン・タイプライターは、世界で初めてQWERTY配列のキーボードを採用しています。これは、ショールズの設計を、E・レミントン・アンド・サンズ社のジェファーソン・ムーディー・クローとウィリアム・マッケンドリー・ジェンヌが改良し、それをショールズが再改良したものです。最初に発売された機種はショールズ・アンド・グリデン・タイプライターと呼ばれ、大文字のみ印字可能だったそうです。レミントンランドとなってからもタイプライターの製造販売を継続していますね。この写真のタイプライターの「Remington Portable」は、レミントン・タイプライター社が、1920年に発売したタイプライターです。「Remington Portable」には、大きく分けて5つのモデルが存在します。初期のモデルは、現在では「Remington Portable No.1」と呼びならわされていて、目立つ特徴としては「SHIFT KEY」が左だけしかない、という点です。次の「Remington Portable No.2」では「SHIFT KEY」が左右両方に増えています。その次の「Remington Portable No.3」では印字機構が変更されていて、その結果、活字棒を立ち上げるための右側面の安全レバーが無くなっています。「Remington Portable No.4」ではタブ機構が追加されており、「Remington Portable No.5」は通常「STREAMLINER」というブランド名が付けられています。これらの点を勘案すると、上の広告と下の広告の「Remington Portable」は、いずれも「Remington Portable No.2」だと考えられます。
骨董品買取の福岡玄燈舎ではアンティークタイプライター買取致します。
■その他の買取品…唐津焼の湯呑買取りました。この湯呑は絵唐津の焼物です。13代の中里太郎右衛門の作品です。古いお婆ちゃんの着物や古いギターなど古道具が沢山ありましたが古美術品の様な物はあまり見受けられませんでした。押し入れの中に何やら大量の贈答品があったので一つ一つ開けてみることにしました。その日等に唐津焼で有名な13代中里太郎衛門さんの湯呑が3客ありましたので譲って頂きました。湯呑自体は価格的にも相場はあまり高くはありませんがとても良いお品です。
13代中里太郎衛門とは12代中里太郎右衛門(中里無庵)の長男であり、弟の中里重利、中里隆も陶芸家、自身の長男忠寛もまた14代中里太郎右衛門で伝統ある陶芸家の家系です。古唐津再興を成した実父中里無庵の跡を継ぎ古唐津焼を研究し、その中でも「叩き」の技法を基本として独自の作風を築きました。しかしながら父より受け継いだ古唐津スタイルの伝統を堅持しつつも芸術性の高いモダンな唐津焼を求めました。なお、無庵は古窯跡から出土した古陶片の研究により現代に古唐津の技法を蘇らせたことによりそれまでの京都風唐津焼スタイルを一変、安土桃山時代風の古唐津スタイルを確立させたことで人間国宝認定を受けています。また作陶の傍らで唐津焼の起源を精力的に研究したことでも知られており、東南アジアなどを踏査した研究成果を多くの著作論文にまとめ積極的に発表し、2004年には提出した博士論文「唐津焼の研究」が京都造形芸術大学に認められ博士号を取得しました。このように著名な人間国宝の作品ですがやはり唐津方面の多くのお宅で多く見られる骨董品です。
骨董品買取の福岡玄燈舎では中里太郎衛門の作品を買取致します。お気軽にお問い合わせください。