福岡市早良区にて骨董品買取に出かけました。とても古いお宅でしたが
掛軸や着物、茶道具など大量に手つかずで残っていました。
家主さんは10年ほど留守にしていた様でそのままの状態で綺麗に保管されていました。
写真は買取品の一つで鉄瓶です。
状態は悪くさび錆の状態でしたが骨董品業界では売れ筋の龍文堂鉄瓶でした。
錆びていても作りの良い鉄瓶は高価な物があります。
龍文堂や亀文堂、南部鉄瓶の古い物など特に作家銘があればより高価な買取もできることがあります。
この鉄瓶には龍文堂造の銘があります。鉄地肌の味わいが良く、岩肌で肌触りが上質で、鳳凰地紋を丁寧にしっかりと刻まれており、作風も良く名工力作の逸品です。銘は蓋の裏に刻まれています。
龍文堂(りゅうぶんどう)は江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋。
明治から大正に掛けて高級な鉄瓶を製作したそうです。
龍文堂でも本家と分家があり、鉄瓶に龍文堂と在銘が入っている物が本家で作られた物です。2代目の門人には近江の亀文堂があります。骨董品買取の福岡玄燈舎では龍文堂鉄瓶買取ります。お気軽にお問い合わせください。
◎その他の買取品…
掛軸を中心に50点程の骨董品や茶道具を査定させて頂きました。
その中には大変古い掛軸や油絵などもありました。
この写真はその一つで大分県の画僧の作品です。
この掛軸は「平野五岳」さんの作品で明治期の物です。
中国風の南画で山水画を得意としている方です。
落款も入っており桐箱付の掛軸です。
平野五岳さんは大分県日田市の出身で詩・書・画の三つに優れていたため三絶僧と呼ばれました。11歳で淡窓の門下生となりましたが、僧籍にあったため寺務と勉学の両立が難しく、才能が発揮できないまま二級上に達した15歳の冬には客席に転じ20歳で除名となりました。その後は、淡窓に詩の添削を請うなどして勉学に励み、「宜園百家詩」の編纂に参与しています。明治維新の功労者達との交流も多く、一万点を超える作品を残し、皇室にも納められました。骨董品買取の福岡玄燈舎では古い掛軸を買取致します。お気軽にお問い合わせください
◎その他の買取品…密教寺院の法具や仏具を大量に買取り致しました。
仏具や仏像、仏画や書、掛け軸など沢山ある中、下の写真は古い桶です。
何気ない銅桶ですが浄水を入れて置く桶だそうです。
この古い桶は古銅の閼伽桶（あかおけ）です。仏教美術品のひとつで
閼伽桶は、六器に盛られる浄水を井泉より汲む際に用いられる
密教法具の一つです。
最も古いものに鎌倉時代の遺品がありますが、
室町以降のものが寺院や博物館、民間に残っています。
宮中真言院の後七日護摩の閼伽水は神泉苑の池水を汲み，香水ともいわれ，大元帥法（だいげんのほう）の閼伽水は秋篠寺の井戸水を用いた。閼伽水を入れる用器は銅製･木製のものがあり，ともに閼伽桶と呼ばれる。【堀池 春峰】 修験道においては水すなわち閼伽をとりわけ重要視する。骨董品買取の福岡玄燈舎では古い仏具や仏像買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休
◎その他の買取品…
ここでは茶道具や書道具の他に掛軸や着物など買取できました。
さらに写真のレトロなおもちゃや人形も買取させて頂きました。
水森亜土ちゃんの猫人形です。
昭和40年代に流行った磁器製のネコシリーズ。
骨董品ではないですがとてもキュートでノスタルジーな置物ですね。
何処のお宅でも必ず見かけた昭和のおもちゃの一つです。
箪笥の上のガラスケースに入っていました。最近では捨てられて数が少ない名品です。
水森亜土さんは日本のイラストレーター、歌手、女優、画家、作家。「劇団未来劇場」所属。愛称は「あどちゃん」「あどタン」。夫は「劇団未来劇場」の主宰者である里吉しげみ。
1970年代にNHKのテレビ番組「たのしいきょうしつ」で、透明なアクリルボードに歌いながら両手で同時にイラストを描くパフォーマンスでブレイクし話題になる。猫のキャラクターやカップルがキスしているイラストを得意とする。アニメ「ひみつのアッコちゃん」のエンディング「すきすきソング」で注目され「Dr.スランプ アラレちゃん」のオープニング・エンディングなど、かわいらしい歌などには積極的に参加している。
その後、「劇団未来劇場」では、看板女優として、役者の他に文字通り看板（ポスターやチラシ）のイラストを担当。女優業や童謡・アニメソングの歌手、声優、ジャズシンガーなどとして活動を続ける。骨董品買取の福岡玄燈舎では水森亜土さんの作品を買取致します。
お気軽にお問い合わせください。受付年中無休
◎その他の買取品…
こちらのお宅は戦後間もなく立てたお宅でとてもレトロモダンなお宅でした。
お部屋には中国や日本の古美術品や骨董品、アンティーク、掛軸や油絵、シルクスクリーンなど
和洋折衷取り混ぜられた空間です。今回はその中の一つ洋食器とシルバーの置物
の買取でした。
ロイヤルコペンハーゲンの未使用品のプレートです。下は公式ページより抜粋いたしました。
ロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートは、1908年に初年度版を発売以来100年を超え、さまざまなシーンを描き続け、人々の想いを映し出してきました。 世界中に多くのコレクターを持つイヤープレート。その年のメモリアルとしてプレゼントに、またご自分自身の記念に。ロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートは、大切なシーンでの記念日を共に刻みます。コレクションを続けることにより、収集の楽しみが深まり、コレクションが追加されるたびに新しい歴史がつくられます。過去と現在をつなぎ、ただひとつだけの想い出深いコレクションとなるでしょう。
写真にはありませんが2020年のプレートもありました。
2020年のイヤープレートは「CHURCH OF OUR LADY」です。
暖かな羽をまとった小さなメンフクロウが、歴史あるコペンハーゲン大学の片隅から聖母教会の鐘の音に耳を傾ける姿を描いています。フクロウは、コペンハーゲンの人々が壮大で静寂に包まれた教会に入り、ベルテル・トーヴァルセンの壮麗な彫刻の美しさを堪能している様子を近くで見守っています。私自身も１９７７年のイヤーズプレートをコレクションケースに収めて眺めております。とても豊かな気持ちになれるプレートですね。とても気に入っているのでこれからも収集してゆこうと思います。骨董品買取の福岡玄燈舎ではロイヤルコペンハーゲンのプレートやアンティーク食器を買取致します。
