骨董品買取の福岡玄燈舎です。今年に入ってから煎茶道具屋陶磁器の買取が増えて嬉しい次第です。
茶道具というと頭に思い浮かぶのは表千家、裏千家や抹茶茶碗や釜、茶掛けなどの掛軸や着物などですが
今回は福岡市城南区にてとても古い煎茶道具ということで小さな湯飲みや急須、盃や朱泥や紫泥の陶器や菓子器
などとても上質で趣のある古美術品レベルの茶道具を沢山拝見させて頂きました。
下の写真にある小さな古い古染付の湯呑?です。
湯呑にしては小さいですが煎茶器としては
普通なのかな?こちらは薄造りの磁器で気を付けないと割れそうなもの。飾って楽しむ事を
お勧めします。この茶器は古い網籠に入っていて元はとても高貴な方の身近な道具として使用されていた
感じです。この網籠を見ると飴色で所々、傷みがありますが江戸時代諸域という事を考えると
かなりしっかりした状態の骨董だと思います。一方、古染付とは、中国明朝末期の天啓年間(1621~1627)を中心に景徳鎮民窯で焼成された下手(げて)の染付のことをいいます。特徴は釉薬が薄く掛かった所の釉薬が剥落して胎土を露し、まるで虫が喰ったように見える「虫喰」(むしくい)と呼ばれる自然が作り上げたデザインで、今でも茶人に愛されています。別名では「南京染付」と言われるそうですね。
古染付の裏底には、大明天啓年製や天啓年製、天啓年造とか天啓佳器、大明天啓元年などの銘が書かれています。
中には、年号銘として成化年製、宣徳年製などの偽銘を書いた作品もあるようです。この茶器にはそのような年号はかかれていませんでした。ちなみにw托子も古染付が大好きでお店のコレクションケースに数点飾っております。古いので欠けや直しがありますがとても良い古玩の味がありますね。ではまた…
骨董品買取の福岡玄燈舎では古染付の煎茶道具や陶磁器買取します。ご自宅に古い茶道具屋陶磁器はございませんか?見かけましたらお気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100
おはようございます。本日の買取は唐津焼など50点程の買取をいたしました。写真の湯呑は唐津焼三玄窯の「中里重利」さんの作品です。
現在唐津では最長老の陶芸家です。人間国宝 中里無庵の3男として生まれる。全国のお茶道具、古美術商から高い評価を得、こと茶陶においては全国的に多くのファンを持つ伝統的な古唐津様式の作品で知られる作家です。中里重利の特徴としては、家系は関係なく、一人の陶芸家としての真実を突き詰めつづけたのです。その為か、父の姿や名声に惹かれて陶芸の道に飛び込んだのでは無く、何と陶芸の先生の轆轤を観てからこの世界に入ろうと決心したとの事です。20代で日展に初入選。そして、特選北斗賞なども受賞。作風としては、絵唐津向付、唐津三作茶碗さらには、茶入、朝鮮唐津の水指といった茶陶を中心に制作しており、 伝統的な家訓を守りながらも、自らでは、粉引に始まり、黄唐津、青唐津の壺、さらには三島唐津など唐津焼で作る事ができるものを全般的に手掛けています。
その功績からか、様々な賞を送られている事でも知られています。 九州山口陶磁展審査員、さらに日展評議員、そして県政功労者知事表彰など。また、地域文化功労者文部科学大臣表彰なども受賞しています。 400年の歴史を持ち、唐津焼を支える中里家で中里重利氏は、唐津焼を再興し人間国宝であった12代中里太郎右衛門(無庵)の3男として生まれ、独立し唐津市郊外の小高い山の中に三玄窯を構えています。
中里重利氏の作品は、もっとも唐津焼らしい唐津焼だとおもいます。形、土の味、文様と、正統派の唐津を受け継ぐ厳しさが感じられそれでいて、古唐津の陶工がそうであったであろうように、おおらかで奔放な一面があります。中里重利氏は厳格さ、繊細な美意識を持っておられるような作家です。
1930年佐賀県唐津市に中里無庵の三男として生まれる
1952年日展初入選 以後各展覧会へ出品
1973年唐津市神田に窯を築く
1985年佐賀県芸術文化功労賞を受賞
1986年日展評議員となる
骨董品買取の福岡玄燈舎では中里重利作品のほかます。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡市内県内は無料出張査定致します。