■こんにちは。骨董品専門を買取、販売しています福岡太宰府の玄燈舎です。
春も近づいてそろそろ筍も出始める時期に福岡市近郊の民家にお邪魔致しました。
出張買取のご要望で代々、書道を嗜んでこられたお宅で古い硯や中国の書道具、日本の古い墨など
色々と査定させて頂きました。中には貴重な唐墨や古竹の筆立て、唐筆や田黄石の印材も見られました。
もっとも古くて高く売れそうなものは堆朱の箱でした。
堆朱買取
中には小さな筆や墨が入っておりました。
こちらの書道具はお客様が物ごころついた時分よりありご実家で大切に使用されていたそうでとても上質で
希少な美術品です。お話によると中国の清の時代の物だそうです。
こういったお話を先祖代々より受け継がれてきたものでしょう、大変大事にされてきたものですが今回、
手放す決心をされたそうです。よくよく拝見させて頂き状態や大きさ、銘があるかないか、現在の骨董品の相場や
時代、需要などを考えてお伝えしできるだけ高いお値段を付させて頂きました。
堆朱について少しお話いたします。
仏教伝来と同時にもちこまれた漆器で「彫漆(ちょうしつ)」という中国漆器の技法でもあります。
これは鎌倉時代に日本に渡ってきた技法です。
彫漆は日本では堆朱(ついしゅ)・堆黒(ついこく)・紅花緑葉(こうかりょくよう)などとよばれる技法で中国では剔紅(じっこう)・桂漿(けいしょう)・犀皮(さいひ)などとよばれています。彫漆とは漆を彫(ほ)るという意味ですね。盆などの器物に漆を何回も何回も塗り重ねて漆の厚い層をつくります。この堅い漆の層を文様にそって彫り起こすという技法です。
とても手間暇のかかる工芸品でもあります。今季の必要な作品ですので状態の良く時代が古ければ古いほど価値も上がります。
そんな美術工芸品の堆朱ですがご自宅や親戚のお家で見かけました是非、一度ご相談下さい。
骨董品買取の福岡玄燈舎は堆朱や書道具、美術品を高価買取致します。受付年中無休 電話050-3569-2100

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