■伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)

若冲は狩野派の画家・大岡春卜に師事します。
若冲は狩野派の画法に通じた後、その画法を捨て、宋元画(特に濃彩の花鳥画)に学び、模写に励んだとしています。さらに、模写に飽いた若冲はその画法をも捨て、実物写生に移行したと伝えられています。実物写生への移行は、当時の本草学の流行にみられる実証主義的気運の高まりの影響も受けていると言われ大典が読書を通じて宋代の画家の写生の実践を知り、それを若冲に伝えたとも言われています。ほかにも、美術史家の研究により、明代や清代の民間画工の影響、特に南蘋派の画僧・鶴亭との類似が指摘されている模様です。両者に交流があったという史料は見つかっていませんが作品から互いに意識しあう関係だったと推測されるようです。若冲は山水画・人物画の作品は少ないですが、若冲が尊敬していた売茶翁の肖像画だけは何度も描いています。濃彩の花鳥画、特に鶏の絵を得意としました。美しい色彩と綿密な描写を特徴ですが、写生画とは言い難い、若冲独特の感覚で捉えられた色彩・形態が「写生された物」を通して展開されています。

代表作の「動植綵絵」30幅は華麗な作品である。綿密な写生に基づきながら、当時の最高品質の画絹や絵具を惜しみなく使用したため、200年以上たった現在でも保存状態が良く、褪色も少ないです。「動植綵絵」は、若冲が相国寺に寄進したものですが、のち皇室御物となり、現在は宮内庁三の丸尚蔵館が管理している作品です。
1767年(明和4年)、「動植綵絵」と同時期に、若冲はそれとは対照的な木版画「乗興舟」木拓帖「玄圃瑤華」(1768年)、木拓帖「素絢帖」(1768年)、揃物「花鳥版画」(1771年)を制作しています。これらの作品は木版を用いた正面摺りで、拓本を取る手法に似ていることから「拓版画」と呼ばれる手法です。通常の木版画と逆に、下絵を裏返しせずそのまま版木に当て、地の部分ではなく描線部分を彫って凹ませ、彫り終えた版面に料紙を乗せ表から墨を付けます。その結果、彫った図様が紙に白く残り、地は墨が載った深い黒の陰画のような画面が出来上がります。また、拓版画の黒地を模してさらに合羽摺で着色を施した「著色花鳥版画」(平木浮世絵財団蔵)も6図伝わっています。

◎作品紹介

日出鳳凰図
隠元豆 玉蜀黍図
糸瓜群虫図
風竹図
旭日鳳凰図
雪梅雄鶏図
竹梅双鶴図
松鷹図(松に鷹図)
紫陽花双鶏図 その他多数


 

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