■青木繁

青木繁(あおき しげる)
青木繁は明治期の洋画家です。福岡県久留米市に生まれ、洋画家坂本繁二郎と同級生としても知られています。29歳になる前にこの世を去ったのですが、強烈で印象的な作品を残しています。「太く短く」という言葉を体現しているような人物です。人間の才能が開花するのに年齢は関係ないのだということを改めて実感させられます。この時代にこんな画家がいたことを日本人として誇りに思える、そんな存在感のある画家です。代表作の一つに「海の幸」があります。青木繁を知らないという人でも、この絵はどこかで見たことがあるかもしれません。東京美術学校を卒業してすぐにこの作品を発表しているのです

 

青木繁「海の幸」画像
また青木繁の作品には、古代日本をモチーフとしたものが数多くあります。洋画でありながら、古代日本を想起させる描写はとても新鮮に映ります。構図にはラファエル前派の影響が見受けられますが、決して西洋かぶれといったものではありません。西洋からの影響は青木の中で消化され、彼独自の作風が確立されています。「わだつみのいろこの宮」は古事記を題材とした作品なのですが、当時の評価は芳しくありませんでした。しかし、非常に高い完成度の作品であり、現代では青木の代表作の一つとされています。絶筆である「朝日」には昇ってきた太陽と輝く海が描かれています。

◎作品紹介

「海の幸」
古事記を愛読し、神話文学に耽溺していた青木だからこそ描けた、独自のロマン主義・理想主義的画風の頂点といえる作品です。 美術学校を卒業後、旅行先で見た海岸の風景から着想を得たようで、作品内には恋人・福田たねをイメージしたと思われる人物の姿が描かれています。 また、日本洋画史において、最も早く重要文化財に指定されたことでも有名です。

「朝日」
唐津湾を舞台に描いた作品で、青木繁にとって最後の作品でもあります。 持病と闘いながら描いたとは思えないほどに穏やかな水面、温かく優しい光を放つ朝日が印象的です。
そのほか、「大穴牟知命」「月下滞船図」などが代表作として知られています。


 

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