■荻須高徳(おぎすたかのり)

荻須高徳は1901年(明治34年)、愛知県中島郡(現・稲沢市)の地主の子として生まれました。愛知県立第三中(現・愛知県立津島高等学校)を経て、1921年(大正10年)に上京しますが、小石川にあった川端画学校に入り、藤島武二に師事します。1922年(大正11年)には東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科に入学します。1927年(昭和2年)に同校を卒業すると、9月に渡仏します。荻須は画家として活動期間の大半をフランスの首都パリで過ごしましたが初期の作品は佐伯祐三と同じく、ヴラマンクやユトリロの影響が見受けられ、パリの街角、店先などを荒々しいタッチで描いたものが多かったようです。
薄曇りに照らされたパリの裏路地や古い建物を好んで描いた荻須が、たびたび長期滞在をしては作品を描いた場所にベニスがあります。パリとは対照的な明るい陽光の射す都市ベニス。荻須はここでも豪華な宮殿や観光名所のような表向きの風景ではなく、古ぼけた赤い壁や流れる運河に瞬く建物など、人々の温かみを含んだ町の奥、裏側の空気に目を向けて多くの作品を描きました。
彼の画風はなんとなくレトロモダンで懐かしさも感じますが影のような淡い色彩と版下鮮明な色遣いに特徴があります。

◎作品紹介

『広告塔』(1928)
『サン・タンドレ・デザール広場』(1938)
『モンマルトル裏』(1940)
『パリの屋根』(1950)
『金のかたつむり』(1978)


 

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