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■ 香炉買取ました! 茶道具・福岡

 

■おはようございます。骨董品買取の福岡玄燈舎です。福岡市早良区での茶道具の出張査定では鍋島焼の白磁香炉をお預かりいたしました。お茶の先生で以前にも掛軸や、結界、炉縁や鉄瓶、釜、茶碗や棗など数多くの茶道具を御買取りしたお宅です。今回は香炉や急須、棗の買取でした。本日ご紹介するのは写真の鍋島焼香炉です。とても肌が美しく触ってもウットリするような白磁の香炉です。さすがに大名の献上品の一つに挙げられる作品ですね。有難く高価買取させて頂きました。ありがとうございました。

 

鍋島焼の特徴として第一に挙げられることは、一般庶民に向けて製造された焼き物ではなく、当時の将軍家や諸大名に向けた献上品、あるいは贈答品として製造されていた「大名御用達の焼き物」であるという点です。そして鍋島焼には「色鍋島」「鍋島染付(藍鍋島)」「鍋島青磁」の主に3つの様式があります。
■色鍋島
鍋島焼の中でも人気が高い「色鍋島」の特徴は、藍色で下絵を描いた後で本焼きを行い、その後に赤、黄、緑の三色を使用して上絵を描き、鮮やかな色合いに焼き上げたものになります。色鍋島には、原則として金色や銀色といった賑やかな色が使われていません。上品で落ち着いた色合いと繊細な文様が特徴です。
■鍋島染付
「鍋島染付」は「藍鍋島」とも呼ばれ、名前の通り色は使わず藍色のグラデーションだけで描かれています。この藍色は呉須(ごす)という顔料を使用しており、輪郭をしっかりと描いた後にその内側を塗るため、染付の中でもきりっとしまった印象を持つのが特徴ですので茶道具や煎茶器などでも活躍しています。
■鍋島青磁
「鍋島青磁」は大川内山で産出する青磁の原石を用い、青磁釉を何度もかけて作られます。青磁釉は白磁に比べると鉄成分が多く、焼くときの還元焰焼成(かんげんえんしょうせい)と呼ばれる作用により、美しい青磁の色が生まれます。茶道具の中では香炉などが主に使用されます。日本で青磁の原石が採れる場所はほかにもありますが、産業として現在も原石を使用しているのは大川内だけです。またこの他にも鍋島焼では、敢えて錆びさせることによって茶系色に発色させる「錆釉」、呉須を釉薬として活用する「瑠璃釉」、細かな地紋を表現する際に用いる「墨はじき」といった様々な技法が取り入れられ、高い技術を注ぎ込んだ焼き物が作られました。

骨董品買取の福岡玄燈舎では茶道具や香炉を買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100

★査定のポイント

●状態…欠けや傷がない香炉に高価買取で期待できます。
●作家銘や作品銘の有無…箱書きや入手経路などが判る香炉や茶道具には高価買取が期待できます。
●その他…中国の茶道具や煎茶道具なども高値でお取引されています

 

[■買取品目

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