■ 小野珀子作品買取ました
■小野珀子作品買取りました。
福岡市東区にて掛軸や鉄瓶、茶道具など買取り致しました。その一つで小野珀子さんの作品をお預かりいたしました。「釉裏金彩一輪挿」です。とても美しい色彩の花瓶ですね。まるでガラスのような艶や肌触りが特徴の作品です。花瓶や花入れ、湯呑などもありますが個人的には酒器のぐい吞みや徳利、盃なども大好きで使用しております。日本を代表する女流作家で金箔を大胆かつ繊細に使った釉裏金彩や金襴手を得意とし、その華麗な手法と現代的感覚を複合させた豪華絢爛で幽玄な世界観を展開しています。釉裏金彩とは焼成した磁器の表面に金箔を低温で焼き付け、更に金箔を安定させる為に上から低温で熔ける釉薬を掛けて再び低火度焼成する技法です。図案構成された金箔が青や黄色の色釉の下から艶やかで幻想的な光彩を放っています。晩年には白色のプラチナ箔も用いられました。
プロフィール
小野琥山さんの長女で父が運営する琥山製陶所で、陶芸を学びます。
その後、加藤土師萌先生の釉裏金彩を見て衝撃を受け、その研究に取り組みます。
はじめは焼き上げると金箔がめくれるなど失敗が続きました。徐々に安定した技術を身につけ、日本工芸会西部支部展で初入選します。以降、国内の公募展で受賞を重ね、海外の美術館にも作品を納めています。
釉裏金彩は、素地に厚い金箔を貼り、低火度の釉薬を掛けて、焼上げます。
素焼きから数えて六回焼くことで、金箔が落ち着いた味わいになります。それはとても繊細な工程で、幽玄に光る日本独自の技法です。平成四年佐賀県指定重要無形文化財「陶芸釉裏金彩」の技術保持者に指定。
平成八年嬉野町にて逝去。
骨董品買取の福岡玄燈舎では小野珀子作品を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。受付年中無休
★査定のポイント
●状態…汚れや傷の少ない作家物の花瓶に高価買取で期待できます。
●作家銘や作品銘の有無…箱や在銘や有名作家の作品には高価買取が期待できます。
●その他… 特に人間国宝作品は人気です(襲名代にもよります)