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■王原祁(おうげんき)

17世紀中頃から18世紀初頭に、画家として活躍しました。江蘇省出身で、号は麓台と称しています。幼い頃から、画家であった祖父の王時敏や、同じく画家の王鑑から伝統的な山水画の筆法を学びました。
王原祁は29歳の時に科挙を通過し、内府所蔵の書画の鑑定や自身も宮廷画家として仕えていました。

また、王時敏、王鑑、呉歴、惲寿平、王翬とあわせて清時代初期の六大文人画家『四王呉惲』に数えられており、当時の文人画や山水画の基礎を確立しています。宮廷画家ならではの雅やかな色遣いや、精緻な筆跡が作品の特徴の１つと言えます。
29歳で進士に及第。内廷供奉として内府所蔵の書画の鑑識にあたり，《佩文斎（はいぶんさい）書画譜》の編纂を主宰しました。画論書《雨窗（うそう）漫筆》で竜脈，開合，起伏など山水画の造形理念を論じます。弟子たちに唐岱（とうたい），黄鼎（こうてい），王昱（おういく），王学浩，盛大士，黄均らがおり，婁東派と呼ばれております。作品は山水画の画家ですがどこかひとと違った遠近感や捉え方が感じられ独特な配色や構図が魅力の画家です。ありがとうございました

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