■こんにちは骨董品買取の福岡玄燈舎です。先日は福岡市中央区に古美術の査定で伺いました。
お茶道具に書道具、硯や掛軸、ブロンズやアンティーク時計など幅広い古物をお預かりいたしました。
本日の紹介はフランス製「ジャピーフレール」という歴史のあるメーカーの時計です。
残念ながら不動品でしたが七宝と真鍮の組み合わせが豪華で重厚な雰囲気を醸し出しております。
ジャピーフレール社は1806年に父親のフレデリック・ジャピーが創設したフランスで
オルロージュ(時計)の製造で有名なジャピー社から事業を受け継いだ三人の息子達の会社でカフェムーラン
(コーヒーミル)、タイプライター、ホウロウウェア、事務機器などの製造で有名ですがフレールは兄弟という
意味です。創業者のフレデリック・ジャピーは1749年、フランス東部のドイツ国境近いブルゴーニュ地方にある街モンベリアールの小さな村、ボークールで生まれました。彼は17歳の時、モンベリアールの時計職人であった祖父のジャック・ジョルジュ・フレデリック・ジャピーに弟子入りしました。当時、時計やその部品は各地の小さなコミュニティで、専門の職人によって手作業で製造されていました。ジャピーは24歳の時、それらを一つの工場内ですべてが行えるようにします。現存する数少ない時計製造機を購入、故郷のボークールに持ち帰り、部品と生産の品質を一括管理する新しい製造工場を作ります。これは時計の製造方法を根本的に変えることでした。機械を利用して1か所(製造工場)で部品を順次生産することで、時計部品は以前の約半分の時間で製造・組み立てることが出来るようになりました。しかしながら第二次世界大戦の終戦とともに、Japy Frères はその歴史に終止符を打ちました。
骨董品買取の福岡玄燈舎では西洋アンティークを買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。
■ ベネチアンガラス人形買取ました!福岡
■おはようございます。骨董品買取の福岡玄燈舎です。だんだん季節が夏に近づいてくるので涼しげなガラスの仕入れに奔走しております。氷皿やアイスクリームコップのような和ガラスや西洋骨董のカットガラスなども買取しています。そんな中、福岡市中央区より茶銅後の見積もり査定で伺ったお宅よりイタリアのベネチアンガラスのお人形をお預かりいたしました。このお人形はとてもつくりが細やかで色合いも赤色を主体にしたいわばイタリアンカラーです。
イタリアではヴェネチアングラス(ベネチアングラス)のことを「ムラーノグラス(vetro di Murano)」と呼びます。本物のヴェネチアングラス(ベネチアングラス)は、ムラーノ島の職人によって生み出された手作りのものです。ヴェネチアングラスは、古代ローマ時代のローマン・グラスの発明にその起源を発するともいわれており、その時代にはすでにイタリア半島全域には多くのガラス工房が作られていました。
ガラス生産の中心地は、1291年には現在のヴェネチア共和国のムラーノ島へと移ります。ベネチアングラスの最大の特徴は、ガラスを細く引き伸ばしたり、極限まで薄くしたり、様々な色を丁寧に付けたりして、動物や花など様々なモチーフを題材にしながら、細部にわたり精巧な形状をカラフルに仕上げることです。とても深い赤色が特徴で光によって多彩な赤色に変化するのが特徴です。とても良いお品をお預かりしました。私自身のコレクションケースにもピエロのベネチアンは飾っています。ありがとうございました。
骨董品買取の福岡玄燈舎ではベネチアンガラスを買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。
■ 山珊瑚の買取ました
■こんにちは。今回は山珊瑚の紹介です。出張査定で古い綺麗な山珊瑚を大小様々買取りました。。
その一つの珊瑚の置物もあり写真は通称「山珊瑚」といわれる珊瑚の化石もお預かりいたしました。この山珊瑚は「マウンテンコーラル」とも言います。一般的に市場に出ているものは「海竹(うみたけ)」(トクサヤギ)と言う象牙色をした珊瑚をぶつ切り、もしくは原木の状態で表面を赤く着色したものです。チベット族等が土地から出る珊瑚の化石を赤く染めて使用していた名残から、これを「山さんご」と呼んでいます。その力はパワーは珊瑚と同じ、もしくは永い眠りの間に海の力と大地の力を吸収した分強くなっているかもしれません。 その為かチベットでは、装飾品とよく使われるだけではなくしてだけではなく魔除けとしても使われているそうです。『トクサヤギ 』という白やクリーム色のサンゴを着色したものですが、八放サンゴに分類されるサンゴと言っても、アカサンゴやベニサンゴで知られる[貴重サンゴ]の仲間ではありません。山サンゴの名前が使われている中国の山間部からチベット辺りの人々が、宝石サンゴというものを知ったのは7世紀頃のことです。インドからチベットに仏教を伝えた僧侶がサンゴで作った数珠を用いていたと言われています。そのサンゴは地中海のベニサンゴ(Corallium rubrum)という種類ですが、それはかなり高価なもので、下級層の信者は仏教を信仰しても本物のサンゴの数珠を使うことはできません。最後に現在は、珊瑚製品は高価なのでこ山珊瑚を含め古くは1300年前に象牙の粉を練って固め、染色する模造品の製法が残されています(正倉院文書『造仏所策物帳』)。
江戸期の模造品には同じように象牙やクジラの歯、鹿角の粉を固めて染色したものがあり「明石玉」が有名です。
明治以降には「金赤玉」「正眞護模玉」「新珊瑚あさひたま」など、樹脂やガラス粉を利用したものも多く出回っています。現在ではこの「山珊瑚」が有名でしょう。トクササンゴ種を赤く染めた模造品です。
もともとが珊瑚の近似種ですので、赤く染めると見た目がよく似ており、さらに「山珊瑚」というネーミングも手伝って、誤解されやすくなっています。ありがとうございました。
骨董品買取の福岡玄燈舎では山珊瑚を買取致します。査定や見積もりだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡市内県内は無料出張査定致します。