福岡市西区でダンヒルのアンティークライターを買取りました!

 

アンティークなダンヒルライター買取りました/福岡・骨董品・買取
アンティークなダンヒルライター買取りました
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――福岡市西区・段ボール箱一式の顛末――

 2026年という年も、気がつけば正月三が日など疾うに通り過ぎ、餅は固くなり、腹についた脂肪だけが居座り続ける頃合いである。テレビをつければ、去年と同じ顔ぶれが「今年こそは明るい年に」と言い、空を見上げれば晴れたり曇ったり、海の方からは何やら冷たい風が吹いてくる。世の中は相変わらず落ち着きがなく、人間だけが「平穏」を口にしている。

 そんなある日のことだった。
 一本の電話が鳴る。
 骨董屋にとって電話というものは、だいたいが三種類に分かれる。「今すぐ来てほしい」「とりあえず聞くだけ」「他所で断られたが、そちらではどうか」。今回はそのどれでもあり、どれでもない、妙に腰の低い声であった。

 場所は福岡市西区。
 海に近い住宅地で、風が強く、洗濯物がよく飛ぶことで知られる。
 ご主人の遺品整理で、段ボールにまとめてあるという。
 この時点で、期待は三割、警戒七割。
 遺品整理の段ボールというのは、だいたい「使わない焼物」「昭和の引き出物」「辞書などの古書」の博覧会になるのが相場だ。

 ところが、である。

 玄関先で差し出された段ボールを開けた瞬間、私は内心で正月の神様に手を合わせていた。
 中に収まっていたのは、どう見ても「昭和中期を生き抜いた男の美学」である。

 まず目に飛び込んできたのは、パーカーの万年筆
 その下には、ペリカン、モンブラン。
 しかも、どれも14Kのペン先。
 今どき「14K」と言えば、若者は「それ、何のゲーム?」という顔をするが、昭和の男にとっては、これが一種の勲章であった。

 万年筆というものは不思議な道具で、字を書くためのものなのに、持ち主の性格が滲み出る。
 几帳面な人はインクの残量まできっちり管理するし、大雑把な人はペン先を噛む。
 今回の万年筆は、どれも丁寧に扱われ、ペン先の癖も少ない。
 つまり、ご主人は「自分の言葉に責任を持とうとした人」だったのだろう。
 今の時代には、なかなかいない。

 次に現れたのは、アンティークのタイプライター
 ローヤル製、米国製。
 キーを一つ叩くたびに、カン、という音が鳴る、あの無駄に存在感のある機械である。

 タイプライターは、修正が効かない。
 一文字間違えれば、修正液か、最初からやり直し。
 つまり「考えてから打て」という思想の塊だ。
 スマートフォンで「あとで消せばいいや」と書き散らす現代人には、ちょっとした拷問器具である。

 さらに、オメガのアンティーク腕時計
 時を刻むというより、時間と折り合いをつけて生きてきた証拠のような顔をしている。
 今の腕時計が「健康管理だの通知だの」と余計なことばかりするのに比べ、このオメガは黙って正確だった。

 段ボールの底からは、パイプ珊瑚のアクセサリー
 紅サンゴのタイピンとカフス。
 赤という色は、若者がつけると軽く見え、年配者がつけると様になる。
 これもまた「年を重ねること」を前提にした美意識だ。

 そして最後に現れたのが、ダンヒルのライター
 使用感はほとんどなく、金のメッキは今も艶やか。
 火をつけるための道具なのに、持ち主の人生を燃やし尽くしていない、余裕のある骨董的な佇まいである。

金メッキの劣化もないアンティークライターです/アンティークの買取も福岡玄燈舎
金メッキの劣化もないアンティークライターです

 ここまで揃うと、もはや査定というより、昭和紳士の回顧展だ。
 1960~70年代。
 日本が「これから良くなる」と、まだ本気で信じていた頃の空気が、段ボールの中にそのまま詰まっていた。

 査定額は、自然と高めになる。
 正月なので、いわば「お年玉特価」である。
 商売人としては、少し胸が痛むが、正月というのはそういうものだ。
 帳尻は、だいたい春先に合う。

 奥様は、静かに頷きながら言った。
 「主人、物を大事にする人でした」
 それ以上の説明はなかった。

 骨董屋という商売をしていると、物の値段より、人の人生を量っている気になる時がある。
 この段ボール一箱には、「派手ではないが、芯の通った生き方」が詰まっていた。

 最近は「終活」だの「断捨離」だのが流行っているが、こういう品を見ると、本当に必要なのは“捨てる準備”ではなく、“残る物の質”なのだと思わされる。

 正月気分は、すっかり吹き飛んでいた。
 だが、悪くない一年の始まりだった。
 海風は冷たいが、昭和の男たちは、きっとこんな風の中で、黙って煙草に火をつけていたのだろう。

 ではまた。このアンティークライターについては下記で詳しくお話しておりますので最後までお付き合いください。宜しくお願い致します。

買取品の詳細

とても重量感があり存在感高いアンティークです/骨董品の買取は福岡玄燈舎
とても重量感があり存在感高いアンティークです

今回のダンヒルライターは1970年代のものですがとても状態がよく傷や塗装の劣化は見られませんでした。化粧箱も付属で着火も確認できました。ありがとうございました

 

買取査定額

アンティークライターの評価額ですがまず状態です。ほかにはメーカーの仁千々や人気度、モデルの希少性や付属品の有無などが挙げられます。また、特定のスポーツ選手や俳優のカスタムモデルなど限定品も高価買取できます。ご自宅にアンティークライターや喫煙具がありましたらご相談ください。

 

◆過去のアンティークライター買取履歴

着火確認しました/骨董の買取は福岡玄燈舎
着火確認しました

1940年代 BOUCHERON 18金無垢 オイルライター 500,000円
Cartier ガスライター 18K       300,000円
デュポンライターライン2     150,000円
1933年  4バレル Zippo         80,000円 他多数

◆ダンヒルライターとは…

ダンヒル(Alfred Dunhill)のライターは、単なる喫煙具の域を超え、「英国紳士の美意識」を体現する工芸品として高い評価を受けてきました。ここではその歴史代表的モデル、そして現在も人気の高いモデルについて、骨董的視点も交えながら詳しく解説します。


1.ダンヒルというブランドの成り立ち

ダンヒルは1893年、アルフレッド・ダンヒルによってロンドンで創業されました。創業当初は馬具や革製品を扱う店でしたが、自動車文化の到来をいち早く察知し、カーアクセサリーや嗜好品へと事業を広げていきます。

ライターの製造を本格的に始めたのは1920年代。当時のライターは実用本位で壊れやすいものが多かった中、ダンヒルは

  • 耐久性

  • 操作性

  • 紳士が持つにふさわしい品格

を追求し、ライターを「一生物の道具」へと昇華させました。この思想は現在まで脈々と受け継がれています。


2.ダンヒルライターの技術的革新と特徴

ダンヒルライター最大の特徴は、実用新案・特許の多さにあります。

  • 片手で確実に着火できる構造

  • 風に強い炎

  • 着火石やウィック交換の容易さ

など、喫煙者の立場に立った改良が随所に見られます。また外装にはスターリングシルバー、金無垢、ラッカー、ギョーシェ彫刻など高級素材と装飾技法が用いられ、英国的抑制美と工芸性が融合しています。


3.代表的なモデルとその魅力

■ ローラガス(Rollagas)

1956年に登場したダンヒルを代表するモデルで、現在の評価額・人気ともに群を抜いています。

  • 縦のガスライター

  • 独自のローラー式着火

  • 無駄のない直線的デザイン

シンプルながら完成度が極めて高く、1960~70年代の英国紳士文化を象徴する存在です。スターリングシルバー製やゴールドプレート仕様は特に人気が高く、箱付き・未使用品であれば骨董市場でも安定した評価を受けます。


■ サービスライター(Service Lighter)

1930年代に登場したフリント式オイルライターで、軍用・実用性を意識したモデル。

  • 厚みのある堅牢なボディ

  • 風防付きで屋外使用に強い

  • 第二次世界大戦期の背景

無骨な外観から近年はミリタリー系コレクターにも支持され、使用感のある個体ほど「味」として評価される傾向があります。


■ ユニーク(Unique)

1920年代に登場したダンヒル初期の名作。

  • 世界初の片手着火構造

  • 蓋を開ける動作と着火が連動

  • アールデコ様式の影響を受けたデザイン

初期型は希少性が高く、シルバー製や彫金入りモデルは博物館級とも言われます。


4.人気の高いモデル・コレクター評

現在でも特に人気が高いのは以下の系統です。

  1. ローラガス(シルバー・金無垢)
     実用・コレクション双方で需要が高い

  2. ユニーク初期型
     骨董的価値が高く海外評価も安定

  3. 限定生産・記念モデル
     王室記念、周年モデルなど

  4. 状態の良いオイルライター(戦前~戦後)

重要なのは状態・付属品・オリジナル性。石交換済みでも、過度な研磨や部品交換があると評価が下がる点は、骨董品全般と共通しています。


5.骨董品としてのダンヒルライター

付属の化粧箱です/福岡でアンティークの買取は福岡玄燈舎へ
付属の化粧箱です

ダンヒルライターは

  • 「使える骨董品」

  • 「英国文化を宿す紳士の道具」

として、今後も価値が大きく崩れることは考えにくい分野です。特にシルバー製は地金価値+工芸価値があり、相場の下支えが強いのが特徴です。

骨董品の買取の現場でも、
「昔タバコを吸っていた頃に使っていた」
という形で出てくることが多く、持ち主の人生と共に時を刻んだ品としての魅力も大きいと言えるでしょう。

 

◎関連、参考サイト

 

■その他の買取品目

 

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