福岡市中央区で中国景徳鎮花瓶を買取りました

★この度、大宰府より筑紫野市に移転いたしました!

白磁花瓶

 

とても薄造りの花瓶です

白磁裏面

 

時代はありませんが上品なつくりです

買取品の詳細

今回は福岡市中央区のお宅に花瓶や壷の出張査定にお伺い致しました。買取品は主に陶磁器ですがその他にも掛軸や古銭、書道具の硯や中国陶磁、などの骨董品、古美術品も買取りさせて頂きました。ありがとうございました。とくに中国陶磁では新旧の景徳鎮や朝鮮半島の古い高麗青磁などたくさんの仕入れをさせて頂き感謝です。今回の景徳鎮作品は時代ありませんが昔ながらのレトロな絵付けと透き通るような白磁が特徴の花瓶、花入れでした。

 

透き通るような白磁になめらかな曲線美

繊細な絵付けです

舞姫の図柄です

女性美あふれる花瓶

 

 

繊細な絵付けですね

買取査定額

景徳鎮の買取相場ですが一番は真贋で次に容姿や大きさ、色彩、絵付け、時代でかなり差があります。残念ながら真贋は宋時代の本物は非常に高価なものなので贋作がとても多く、専門の鑑定に見せるほかはないと思われます。景徳鎮は最初は長江の南、江西省東端、昌江の流れの南に焼き物の街ができ始めたため、当初は昌南鎮と呼ばれていましたが、宋代の景徳年間に宮廷献上用の陶磁器が生産されたことにより、元号から名前をとり以降は景徳鎮と呼ばれるようになりました。宋代は景徳鎮における陶磁器の生産が初めて世界に名を轟かせた時期であり、続く元代、明代の染付磁器とともに世界中に輸出されていました。そのため一番基調で高価な景徳鎮作品は皇帝献上品であり北宋時代のものが最高に高価だ取引されていますがその理由でなかなかお目にかかる事はありません。博物館や美術館でお目にかかれると思います。やはり清時代以降のものが多く平均買取価格は明時代の染付の祥瑞で80万円前後、青花で50~70万円となっています。ご自宅に中国陶磁器や景徳鎮の作品が御座いましたら一度拝見させてください。もちろん真贋、状態や色合い、作風、時代でもお値段は変わりますのでご了承ください。

中華民国時代のものでしょうか?

50年ほど前に中国より持ち込まれた花瓶です

 

首のくびれも女性的でうっとりします

■「白磁龍文盤」

■「天啓赤絵」

■「青花葡萄文盤」

■「色絵祥瑞」

■「青花仙人瑞獣図壺」

■「高取白釉杵型花入」

■「五彩麒麟瑞獣文輪花形盤」

■「五彩婦人図角瓶」

■「青花拾得図盤」

などなど…

 

■過去の作品買取例
青花 龍文盤 特大皿 900,000円
三打白骨精                  700,000円
大清光緒年製 染付青花鳳凰図  500,000円
薄胎粉彩花瓶 徐煥文作       450,000円
大清乾隆年製 色絵花紋天球瓶 240,000円 他

中国景徳鎮陶磁とは…

 

商品名は「紅梅」

艶のある釉

 

★景徳鎮とは…古く漢代には焼き物の窯が築かれていたともいわれ、宋代の景徳年間(1004~1007)頃、良質の青磁を生産しました。元代(1271~1368)に入ると青花と呼ばれる藍色の絵をとてもきれいに繊細に鮮やかに描いた磁器を登場させ、色とりどりの絵を描く五彩とともに欧州や西アジアに輸出され、景徳鎮の名は知られていきました。続く明代(1368-1644)には、まさに景徳鎮の時代が到来し、ヨーロッパや日本、アジア各地に輸出されました。当時の代表作品では五代時代には、青磁・白磁が作られ、長江以南で発見されている最古の白磁窯。北宋時代には、青白磁を完成させました。元時代には白磁が主流となります。元時代後期には青花磁器を生み出し、以後中国を代表する窯業地に発展。明時代には「御器廠」と呼ばれる官窯が置かれ、青花磁器とともに本格的な五彩磁器も作られるようになります。清時代には、粉彩磁器が開発されました。なお、明時代後期から清時代前期には、民窯で青花磁器(芙蓉手・古染付・祥瑞)、五彩磁器(天啓赤絵・色絵祥瑞)など多種多様な磁器が生産されます。

■青白磁…白磁の一種で釉薬にうっすらと青みがかかったことから青白磁と呼ばれます。中国では月光を浴びた青に例えて「影青(いんちん)」とも呼ばれます。宋代から作られ、素地が純白で透明釉の中にごく微量にに含まれる鉄(0.2%〜0.3%)が強力な還元炎で焼成されることで第二酸化鉄が第一酸化鉄に還元され、薄い青色を呈します。青磁と同じ原理ですが、素地の違いと色味が気品を漂わせ、全く別物になります。

■白磁…白磁は唐代より主に作られ時代により白さが変わります。
唐代のころはやや黄色く、元代以降になると高嶺土(カオリン)に陶石を混ぜるようになり、素地はより白くなります。
上から透明釉を掛けるにより純白の釉調を呈します。今回の作品も白磁ですね。

■青花…白磁に酸化コバルト顔料(呉須)で下絵付をした陶磁器です。主に現代以降に作られます。
景徳鎮の青花は白磁の素地を形成したのちに、素焼きせずに酸化コバルト顔料で絵付をし、その後上から透明釉をかけて焼成をします。
このコバルト顔料は焼成前は灰青色ですが、焼成すると色が変化し鮮やかな青色が発現します。
描かれる絵は時代により様々ですが、鳳凰、龍、花といった古く中国から使われているものから、器面を活かし山川、建物、人物などがございます。日本では染付(そめつけ)とも呼ばれます。中国陶磁では割と見かける作品です。

■五彩…白磁に赤、緑、黄、青、黒の釉薬で下絵付を模様を描いたものです。
主に明代にて発達をしました。その多彩を活かした絵付がされ、龍や鳳凰はもちろん、
鳥や魚などの柔らかな印象の絵も描かれます。日本では赤絵(あかえ)とも呼ばれます。当時物はなかなか手に入らない逸品です。

◎関連、参考サイト

東京国立博物館

富士美術館

景徳鎮千年展

■その他の買取品目

 

★骨董品買取の福岡玄燈舎では古美術品の他、アンティークや掛軸、茶道具、書道具、絵画仏像、勲章、中国陶磁、甲冑など多彩な骨董品を査定買取しております。お見積りだけでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

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