印篭・根付買取/福岡市南区で日本刀や鍔、印篭や根付の買取をさせて頂きました。特に印篭は種類が多く蒔絵や梨地の印篭、在銘の物など多々ありましたので高価買取させて頂きました。ありがとうございました。そして何よりも古い細かい彫の根付です。
「根付」とは、その昔、武士や町人たちが、巾着や煙草入れ、印籠などを帯に吊るす時につけた滑り止めのための留め具です。ポケットのない着物生活で、細かな物や貴重品を持ち歩く際は、「提げもの」と呼ばれる袋物などに品々を入れ、根付を使って帯に吊るして携帯するのです。そうした意味では、実用品であったわけですが、だんだんと細工や彫刻に凝られるようになり、粋な男性の装飾品、アクセサリー的な要素も強くなっていったものと思われます。昔、根付は、巾着や印籠、そして巾着や印籠の開閉のためにずらして使う緒締(おじめ)などとのアンサンブルの一部として隆盛を極めましたが今日、多くの根付が独立した美術品として展示・売買・収集されていますが、本来は提げ物に付いていたものであり、根付付きの提げ物一式を美術館や博物館、個人コレクション、ギャラリー、出版物などで目にすることもあるでしょう。一方根付の材質ですが根付に使われる素材は、木材(黄楊・黒檀・檜・桜・一位材など)、動物の角や牙(象牙・鹿角・マンモス、猪の牙・水牛の角など)、陶磁器、金属、ガラス、アクリル樹脂など、様々です。モチーフとなるものも特に限定するものもなく、大変自由なものです。例えば、動物・妖怪・神様・伝説の人物から、文化風俗・現代的な造形美に至るまで、あらゆる物が作られてきました。どんな題材が「根付」にふさわしいのかは、愛好家にとっても、作家にとっても、大きな関心事ですが、その時代の空気を反映したようなもの、あるいは伝統的な中に何か新しいものを注いでいく、それこそ様々な作品が今後も生まれていくことと思います。伝統を受け継ごうとするもの、新しい何かを追求するもの、多様な作り手と作品が現代の根付世界を豊かなものにしていくと考えています。
骨董品買取の福岡玄燈舎では根付や印篭を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。