福岡市西区で大樋焼茶碗を買取りました

福岡で骨董品買取を行っている玄燈舎です。今回、福岡市西区のお客様から大樋焼の赤茶碗を買取させていただきました。

 

 

買取品の詳細

この茶碗は、大樋焼の代表的な作家である中村梅山の作品です。大きさは11cm×8cm、赤茶碗の地肌に金色での梅文様があります。また、「梅山」の刻印があり、割れや欠けのない美品です。共箱に共布も付属しています。

★中村梅山の略歴

中村梅山は、1929年生まれの日本の陶芸家です。大樋焼の15代当主であり、大樋焼の伝統を受け継ぎながら、独自の表現を追求した作家として知られています。

梅山は、1948年に大樋焼の14代当主である中村梅林に弟子入りし、陶芸の道を歩み始めました。1952年に初個展を開催し、その後も数々の個展や展覧会で作品を発表しています。

★梅山の代表作には、「梅文赤茶碗」や「色絵花瓶」などがあります。梅文赤茶碗は、赤茶の釉薬に金色の梅文様を施した茶碗で、梅山の代表作のひとつとして知られています。色絵花瓶は、鮮やかな色彩で描かれた花をモチーフにした花瓶で、梅山の華麗な表現がよく表れた作品です。

梅山は、1992年に日本伝統工芸展で文部大臣賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。また、1997年には、紫綬褒章を受章しました。

★中村梅山の代表作

中村梅山の代表作には、以下のようなものがあります。

赤茶碗「梅文」
青磁碗「菊文」
白磁碗「松文」
黒茶碗「山水文」

これらの作品は、どれも中村梅山の卓越した技と創意工夫が光る、大樋焼の傑作です。

■中村梅山の作品相場

中村梅山の作品は、高値で取引されています。特に、赤茶碗「梅文」は、中村梅山の代表作として知られており、高値が付く傾向にあります。2024年1月現在、中村梅山の代表作赤茶碗「梅文」の買取相場は、状態や大きさによって異なりますが、50万円から100万円程度です。

■今回の買取品の評価

今回の買取品は、中村梅山の赤茶碗「梅文」によく似た茶碗です。大きさは11cm×8cmと小ぶりですが、赤茶碗の地肌に金色での梅文様が美しく、高台も土味の良い仕上がりです。また、割れや欠けのない美品であり、共箱に共布も付属しています。これらのことから、今回の買取品の評価は中村梅山の代表作のひとつである「梅文赤茶碗」とよく似ています。そのため、買取価格は高額になる可能性が高いと考えられます。

 

中村梅山の赤茶碗の相場

中村梅山の赤茶碗の相場は、大きさや状態によって異なりますが、一般的に数万円から数十万円程度で取引されています。具体的な買取価格は、茶碗の状態や共箱などの付属品などによっても変わってきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

最後に

今回買取させていただいた中村梅山の作品は、大きさや状態が良好の物は、数万円から数十万円程度の買取価格が期待できると考えられます。中村梅山の作品はその芸術性と希少性から高い評価を受け、市場での相場も一定の水準を保っています。質の高い赤茶碗である今回の作品は、コレクターたちの注目を浴び、競り合いの的となることでしょう。

玄燈舎では、中村梅山の赤茶碗を高額査定にて買取させていただいておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 今後も、福岡で骨董品買取を行っている玄燈舎は、お客様の大切なお品を丁寧に査定し、高値で買取させていただきます。

大樋焼とは

大樋焼の歴史的価値のある代表作

大樋焼は、16世紀に加賀藩の初代藩主である前田利家が、京都の楽焼の技法を招聘して始めた焼き物です。金沢市の大樋町に窯元があり、江戸時代には加賀藩御用窯として栄えました。

大樋焼の特徴は、赤茶色の釉薬と、その上に描かれた金色の文様です。赤茶色の釉薬は、加賀地方の土に含まれる鉄分によって生まれます。金色の文様は、主に梅文様や菊文様が用いられ、華やかな印象を与えます。

大樋焼は、その歴史的価値と優れた陶芸技術から、国の重要無形文化財に指定されています。また、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

歴史的価値のある代表作

大樋焼には、数多くの歴史的価値のある代表作があります。その中でも、特に有名なものをいくつかご紹介します。

  • 梅文赤茶碗

梅文赤茶碗は、大樋焼の代表作のひとつです。赤茶色の釉薬に、金色の梅文様が施された茶碗です。梅は、日本を代表する花であり、長寿や繁栄の象徴とされています。梅文赤茶碗は、その華やかさと縁起の良さから、茶道具として広く愛されています。

  • 菊花文皿

菊花文皿は、大樋焼の代表作のもうひとつです。赤茶色の釉薬に、金色の菊花文様が施された皿です。菊は、日本を代表する花であり、高貴や繁栄の象徴とされています。菊花文皿は、その華やかさと高貴さから、茶道具や食器として広く愛されています。

  • 色絵花瓶

色絵花瓶は、18世紀に作られた大樋焼の色絵花瓶です。赤茶色の釉薬に、鮮やかな色彩で描かれた花が描かれています。色絵花瓶は、その華麗な表現から、美術品としても高い評価を受けています。

まとめ…

大樋焼は、その歴史的価値と優れた陶芸技術から、日本を代表する焼き物のひとつです。今回ご紹介した代表作は、大樋焼の魅力をよく表した作品です。

 

◎関連、参考サイト

奈良国立博物館

一宮市博物館

 

■その他の買取品目

 

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