大倉陶園の茶器買取/福岡市博多区で大倉陶園やノリタケ、深川製磁などの西洋茶器や器、花瓶など買取り致しました。そのほとんどが箱付きの未使用品で高価買取させて頂きました。勿論、一番人気のブルーローズもありました。ありがとうございました。歴史は長く1924年に三越と取引を開始して市販を始め、1929年には紋章入りディナーセットを海外へ出荷しています。また、1932年に在アメリカ合衆国日本国大使館にディナーセットを納入しています。1943年の東久邇成子(昭和天皇の長女)の成婚では食器調達を受け持ったが、1945年4月15日に空襲で工場が全焼してしまいました。しかし翌年には製品の出荷を再開し、1948年にはディナーセットを作製できるまでになったそうです。株式会社大倉陶園となりましたが、朝鮮戦争による好景気が一段落した1955年にこれを閉鎖して日東陶器商会に販売を委託したそうです。
1959年の皇太子明仁親王と同妃美智子の成婚時には晩餐会の食器を納め、以後も日本の皇室御用達窯となっています。なお「セーブルのブルー、オークラのホワイト」という言葉で賞賛された製品は、初期の頃はオーダーメードの食器がそのほとんどを占めていたため、皆様の目に触れる機会は少なかったようです。

大倉陶園の画像

下に代表的な技法を記しました。
◎白磁…大倉陶園は創業以来「良きが上にも良きものを」を理念として数々の名品を創り続けてまいりました。 完璧な白磁の美しさを創り上げるために、最高級カオリンを贅沢に使用。世界でも類を見ない1460度の高温で本焼成をするなど、卓越した技法を完成させました
◎岡染…炎の芸術が創り出す神秘の色彩。大倉陶園独特の技法で、本焼成した白生地にコバルト絵具で絵付けをし、再度1460度の高温で焼成します。 この間コバルトの青色は釉薬(うわぐすり)と柔らかに融合し、深みと優しさを加えながら美しい文様を作り上げます。
◎手描き…繊細な日本画の技法を用いた素描き技法。多様な調子のある絵を表現できます。入魂の筆先に咲き広がる花々は、薫りまで伝わってきそうなほどに瑞々しく、 その精緻な美しさに息をのみます。
◎エンボス…
国家技能検定1級を取得した選りすぐりの絵師たちが心を込めて制作する品々金色の模様を浮き出させるエンボス技法。型抜き直後の柔らかい成形生地に、ローラーを回転させながら模様を刻み込み、その部分のみ釉を施さず本焼きします。 その後さらに金を焼き付ける、大変に繊細で複雑な装飾技法です。高度の熟練を要するため、今日では大倉陶園だけが保持する貴重な技能遺産となっています。はまさに芸術品。美術的にも高い価値を備えています。
◎瑠璃…白生地の上にコバルト質絵具をむらなく付け、本焼窯で焼き付けるという工程は岡染と同様です。 白生地の釉面にコバルト質絵具が一様に溶け込み、光沢のある深い紺青色が生み出されます。瑠璃と白磁の境目には、独特の美しいにじみが生まれます。
◎エッチング…金蝕(エッチング)にはサンドブラストの方法を用います。本焼成した白生地にマスキング用の絵模様を貼り付け、細かい砂を噴射して生地の表面を削り、モチーフを浮き彫りにします。 金を施して焼成すると、マスキング部分と削られた部分で金の光沢に差が生まれ模様が浮かび上がります。

骨董品の福岡玄燈舎では大倉陶園の製品を買取致します。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。

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