福岡市中央区で竹久夢二作品(版画)を買取りました

 

竹久夢二絵画

竹久夢二の作品です

版画

版画です

買取品の詳細

今回は福岡市中央区で絵画の出張査定にお伺い致しました。買取品は油絵や版画、浮世絵や春画やお茶道具などありました。いろいろな絵画がありましたが今回紹介する絵は「竹久夢二」の作品です。作品としての状態は破れもなく時代の割には良い方でした。若干のシミがありますが時代を考えると綺麗な版画です。作品の画風は定番の「猫」を題材にした作品でした。題名はそのまんまで「黒猫」です。リトグラフなので枚数は多く発行されていますが個人的にとてもだ大好きな作品です。そのほか明治期の古い浮世絵もたくさん買取させていただきました。本当にありがとうございました。

 

大正ロマンな画風

モダンガールの顔つきですね。

黒猫

題名は黒猫です

 

買取査定額

薔薇

淡い色遣いの薔薇です

夢二

定番の黒猫

竹久夢二作品の買取相場ですが真贋、時代や図柄、肉筆か版画でかなり差があります。竹久夢二の作品はとても人気でシルクスクリーンでもすぐに売れる勢いのある画家さんですね。大正ロマンチックなデッサンや色遣い、少し陰のある意味ありげな女性の表情などとても趣のある作品が多いです。現代でいえば「わたせせいぞう」にも共通する女性像など大好きな画家のひとりです。挿絵やポチ袋などもちらほら目にしますが当時は引っ張りだこのアーティストだったと思われますね。なお当店での竹久夢二の作品の平均買取価格は版画で、1万円~5万円となっています。ご自宅に竹久夢二作品や古い絵画が御座いましたら一度拝見させてください。もちろん状態や時代、でもお値段は変わりますのでご了承ください。ちなみに下記は夢二の代表的な作品です。

「初恋」「浅草の女」「トランプをする娘」「大徳寺」「夢うらない」「稲荷山」「白夜」「夏姿」「黒船屋」「林檎」「憩い」「晩春」「秋の憩い」他多数…

■過去の夢二版画作品買取例

待てど暮らせど200,000円
晴夜 80,000円
黒船屋 40,000円
露路のほそみち  版画 40,000円
九連環 35000円
舞妓 10,000円

竹久夢二とは?

画家・竹久夢二(1884〜1934)。1905(明治38年に22歳でデビューして以来、新聞の飾り絵であるコマ絵や挿絵を数多く発表しました。彼は「大正の浮世絵師」とも称されます。岡山県に生まれた竹久夢二は、明治38年に月刊誌「中学世界」の懸賞に応募した挿絵「筒井筒」が一等入選したことでデビューし、童話雑誌「少年文庫」の挿絵や読売新聞社の時事スケッチを担当するなど、商業画家として活躍しました。
また夢二は絵画や雑誌の挿絵のほか、三行詩「宵待草」を発表するなど、詩人としての才能も発揮しました。
センチメンタルな画風で女性絵「夢二式美人画」で広く知られましたが日本画や水墨画、油彩画、木版画、さらにはデザインの分野など多彩な作品を残す一方、童謡や詩、童話の創作などにも才能を発揮して詩と絵画を融合した芸術を開花させた人物でもあります。さらには若いころ夢二は、新聞や雑誌に絵や詩を投稿して生活をしていました。1909年、『夢二画集 春の巻』が洛陽堂(らくようどう)から出版されます。これは、社会主義系の新聞や青少年・少女向けの雑誌などに掲載された夢二のコマ絵の版木を譲り受け、彼の詩歌、散文などをおさめて編さんされたもので、当時の若者の心を掴み、シリーズ化されて8巻まで出版されました。
プライベートでは1914年10月に、夢二は日本橋区呉服町(現・中央区八重洲一丁目)に「港屋絵草子店」を、夢二が正式に結婚した唯一の女性である岸たまきと一緒にオープンします。ここで夢二は、自身がデザインした千代紙、便せん、封筒などを販売。また、詩と版画の同人誌『月映』を創刊した恩地孝四郎や田中恭吉など若い芸術家たちが集い、作品を発表するギャラリーでもありました。この時期「夢二式美人画」のスタイルが確立されたといわれております。

■略歴…

1884年
9月16日、岡山県邑久郡本庄村(現・岡山県瀬戸内市邑久町本庄)に生まれる。

1902年
早稲田実業学校専攻科入学。学生時代、スケッチを『読売新聞』などに投書。

1905年
「中学世界」に投書したコマ絵「筒井筒」が一等入選このとき、初めて夢二を名乗る。

早稲田実業学校専攻科中退。

1906年
童話雑誌『少年文庫』の挿絵を描く。

1909年
明治42年
最初の著書『夢二画集-春の巻』発刊、ベストセラーとなる。

最初の著作「夢二画集 春の巻」刊行

1912年
京都府立図書館にて「第一回夢二作品展覧会」。

1918年
京都府立図書館において第2回竹久夢二抒情画展覧会開催

1924年
アトリエ兼自宅・少年山荘(山帰来荘)を東京府荏原郡松沢村松原(現・東京都世田谷区松原)に建設。

『婦人グラフ』に掲載するための表紙絵、口絵用に浮世絵の技法による新版画といわれる木版画「秋のしらべ」などを発表。

1934年
逝去。

◎関連、参考サイトは■夢二郷土美術館コチラです。

          ■岡山県立美術館コチラです。

■その他の買取品目

 

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