大内田茂士作品（絵画）買取りました/福岡市南区

福岡市南区で大内田茂士の油絵を買取りました！

とても大きな油絵です

「s,ouchida 」サイン入りです

買取品の詳細

今回は福岡市南区の閑静な住宅地に絵画の出張査定にお伺い致しました。買取品は油絵や水彩画や日本画などありました。いろいろな絵画がありましたが本日介する油絵は「大内田茂士」の作品です。絵画としての状態は汚れが少しあるのと額のガラスが無い作品でした。作品の画風は花の絵ですがとても重厚な絵の具使いで立体感のある色彩豊かな描写の絵です。少し経年の痛みがありますが存在感のある作品でした。そのほかの古い浮世絵や挿絵などもたくさん買取させていただきました。本当にありがとうございました。

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買取査定額

「大内田茂士」作品の買取相場ですが真贋、図柄、色彩、で差があります。高島野十郎を師とした大内田茂士の日頃からの信念が、「絵描きは絵を残すことが大切だ。絵描きは絵を描いて食べられればいい。それ以上の絵を売るもんじゃない」というこの言葉を体現した本来の画家の姿と言えるでしょう。そんな孤高の画家ですが当店の買取平均価格は保証書有で１０号で４～５万円、３０号で１０万円くらいです。なかでも風景画や静物画は高額でのお買取りの可能性が高いお品物です。
また付属品等も揃っている場合(画廊などの作品証明や額装、箱など)査定額も変わってまいります。

ご自宅に大内田茂士作品が御座いましたら一度拝見させてください。もちろん状態や大きさ、でお値段は変わりますのでご了承ください。ちなみに下記は代表的な作品です。

「落合の街角」「椿「卓上静物」「仮面と卓上」「初秋の朝」

「晩夏」「初秋窓辺」「張り子の馬と木の実」「椿咲く」「張り子の馬と兎」などです。

■過去の買取例
箱根　　 100,000円
ローマ　　70,000円
足摺岬　　60,000円
芥子の花 50,000円
アネモネ　30,000円
花 20,000円

大内田茂士とは？

風景画、静物画を得意とする大内田は、大正2年に福岡県に生まれます。浜哲雄、山喜多二郎太、髙島野十郎らに指導を受けます。昭和12年(1937)上京、新宿絵画研究所で鈴木千久馬に師事。昭和18年第6回新文展に「隅」で初入選、以後、同22年第21回国画会展で「さらさの上」を出品し、奨励賞受賞するなど国画会を中心に活躍しましたが、翌年示現会（しげんかい）を創設して国画会を退きます。その後第7回日展に「室内」を出品し特選を受賞、62年には日本芸術院賞・恩賜賞を受賞しています。
大内田は43歳で初めてヨーロッパへ渡り、最新の抽象画に衝撃を受けました。以後、作風は激変、抽象と具象がせめぎあう風景画に長く取り組みましたが、その表現に一区切りを付けた1970年代終盤の65歳頃から、若き日にも傾倒した静物画の制作へと回帰します。仮面、鳥の剥製、兎や馬の張子など、お気に入りの雑多な事物を室内に自在に配し、また新聞紙や広告紙などのコラージュを交え、新たな世界を展開。例えば《仮面と卓上》では、中央のサボテンの存在感を高めるかのように、各モチーフは中心に向かって配置され、また黒と緑を基調とした色彩もやはりサボテンに呼応し、画面全体が気品ある調和を見せています。このような一連の静物画、室内画が高く評価され、1988年に日本芸術院賞恩賜賞を受賞、さらに2年後の芸術院会員への推挙へとつながり、まさに円熟の画風を完成させたのです。実際の作品を見てもコラージュのような、現実にはありえない風景のような気がしてきます。
抽象と具象が均衡状態にあり、それが心地よさになっているのが不思議な魅力です。

◎関連、参考サイトは■朝倉市ホームページ　コチラです。

　　　　　　　　　　■福岡県立美術館　　　コチラです。