福岡県春日市で古丹波の花掛けを買取りました!

古丹波の花掛け

とても古い木箱に入っていかかっています

 

 

 

買取品の詳細

今回は福岡県春日市の閑静な住宅地に焼物や掛軸の出張査定にお伺い致しました。買取品は伊万里焼や備前焼、琉球陶器や中国陶磁などありましたが本日介する陶器は「丹波焼」の作品です。古い焼き物なので状態は汚れや傷がありますがの割れや欠けが無い陶器でした。子の丹波焼は時代は室町時代で荒々しい土肌の中にもトロッとした部分的な釉薬が特徴の味のある花掛けでした。共箱もとても古く黒光りした木箱が重厚感を出しております。当然、経年の痛みがありますが貴重な作品でした。そのほかの古い掛軸や中国陶磁などもたくさん買取させていただきました。本当にありがとうございました。

 

土味の良い丹波焼

味わいのある色合いと土味の良い花掛けです

花入れの底

 

 

 

 

買取査定額

「古丹波焼」の買取相場ですが真贋、大きさ、色彩、で差があります。さらには丹波焼の中でも明らかに古そうな作品は、価値が高い可能性があります。
明確に「いつの時代のもの」とは言えませんが、一般的には江戸時代以前に作られた丹波焼を「古丹波」と呼びます。
現代まで受け継がれている古丹波は、最も古いものであれば800年以上の長い歴史をもつことになります。
そのため骨董品市場では美術的価値に加え、歴史的価値も加味されやすく、高額買取が望めることがあります。
古丹波焼(丹波焼)は、平安時代末期に始まり、日本六古窯の1つで常滑焼の影響を受けて開窯された。様々な加飾の方法がとられており、ビードロ釉のかかった甕や壺、茶の湯道具に多種類の徳利などが作られました。玄燈舎では現在も伝統工芸品に指定されている古丹波焼・丹波焼の作品や人間国宝作品を高価で買取しています。ぜひ一度、陶器・陶芸に詳しい玄燈舎にご相談ください。もちろん状態や大きさ、でお値段は変わりますのでご了承ください。ちなみに下記は代表的な作品です。

「しのぎ煎茶碗」「丹波壺-古丹波焼」「丹波鉄絵笹文徳利-古丹波焼」「丹波赤ドベ釉徳利-古丹波焼」などです。

*下記は有名作家の方々です。

■市野悦夫
昭和25年生まれ。季節の移ろいの中で、日々楽しんで使ってもらえる器、身近に置いて心和む花器などが一つでも多くできればと言う思いで作っているそうです。主に焼締め・灰釉・鉄釉・粉引などを中心に作陶している作家さんです。

■市野清治
昭和32年生まれ。穴窯・登り窯による作品を中心に焼締め・鉄釉作品も作陶している作家さんです。

■今西公忠
昭和9年生まれ。代々受け継がれた伝統技法を基本とし、近代感覚をも大胆に取り入れて作陶していた作家さんです。

■大上巧
代々立杭の里で焼物づくりを続けている方です。丹波の伝統を守りつつ、新しい試みにも挑戦しているそうです。白化粧土で鳶口の徳利にイッチンで盛り絵を描く作品が注目を得ている作家さんです。

 

室町時代の丹波焼

 

 

■過去の買取例
室町時代末期 古丹波 自然釉大壷 300,000円
七宝繋青磁浮文様水指200,000円
室町時代 うずくまる150,000円
古丹波おはぐろ壷150,000円
古丹波 赤土部釉水指 江戸時代80,000円
江戸時代古丹波茶入/小堀宗慶外箱書 80,000円

古丹波とは?

小ぶりの丹波花掛け

 

丹波焼は、平安時代末期から鎌倉時代の初め頃に発祥したといわれる焼物です。なかでも、江戸時代などにつくられた古い作品は古丹波と呼ばれています。日本六古窯に数えられる丹波焼は、850年ほどにわたる長い歴史と伝統のある陶器です。一般的に発祥の地は、現在の兵庫県篠山市今田町のあたりと伝えられています。桃山時代までは粘土ひもを積み上げる紐づくりと呼ばれる技法で大型の壷や甕(かめ)を成形し、穴窯で焼成していました。江戸時代には蹴りろくろや釉薬が使われ、朝鮮式半地上登り窯での焼成も始まります。かつて、当地の焼物は小野原焼と呼ばれましたが、登り窯により大量生産が可能になった時期には丹波焼の名が登場しています。
現在では丹波篠山市の立杭(たちくい)地区では50軒以上の窯元が建ち並び、それぞれの窯元がギャラリーや工房を持っています。
丹波焼の特徴である「しのぎ」とは、土を削る専用のカンナで焼成前の器を削り、削った後の溝を模様に見せる技法です。立杭地区で1890年から続く窯元「雅峰(がほう)窯」では、伝統技法「しのぎ」を使った器が作られているそうです。削り方によって、ストライプ柄や、花のような形に見せることができる技です。「しのぎ」は、焼物の表面を削る丹波焼の伝統技法です。 器表に稜線模様を施すための手法であり、釉薬をかけるとコントラストが生まれる特徴をもっています。 しのぎはシンプルでありながら丁寧な仕上がりでデザイン性が高く、また焼物から手づくりのぬくもりも感じられるといわれ、自然釉の美しさとともに高く評価されています。現代の人でも普段使い出来るようなモダンなデザインも多い焼物ですね。

 

◎関連、参考サイトは■丹波古陶館 コチラです。

          ■兵庫県ホームページ コチラです。

■その他の買取品目

 

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