大甕陶苑の酒器買取りました/福岡市南区

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福岡県春日市で大甕陶苑の鉄釉酒器を買取りました!

大甕陶苑の酒器

桐箱に入っている酒器セットです

 

買取品の詳細

日本酒がおいしくなります

鉄釉のきれいな徳利と猪口ですね

今回は福岡県春日市のお宅に掛軸や茶道具や骨董品の出張査定でお伺い致しました。今回紹介する買取品は大甕陶苑の作品で鉄釉がきれいな安定感のある徳利ととても手のひらに馴染みやすい御猪口のセットです。大甕陶苑は1937年(昭和12)に日立製作所が社内外の文化向上を目的にひらきました。1956年(昭和31)に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)に技術員の紹介を依頼してやってきた陶芸家が、加守田章二と竹内彰でした。大甕陶苑での二人は会社にちなむ作陶を行い大甕陶苑がはじまりました。ありがとうございました。

鉄釉がきれいな徳利です

煤竹の色合いがとても深い茶筅です

 

買取査定額

口元も味がありますね

大甕陶苑作品の買取相場ですが造り、作家さん、年代で差があります。加守田章二の代表的な作品の買取額は甕や壷の大型作品で30万円~80万円、茶碗や小物で15000円~50000円前後となります。竹内彰の作品は作品や年代にもよりますが2万円~10万円になります。ご自宅に大甕陶苑の作品が御座いましたら一度拝見させてください。もちろん状態や、作品でもお値段は変わりますのでご了承ください。★最近では骨董品相場の変動が激しく、現時点(2024.1月)での評価額ですのでご了承ください。

口元の広がりがきれいです

とても可愛いらしい猪口です

土味も良いですが上薬の鉄釉が特にきれいですね

 

★ちなみに下記は代表的な作品です。

・ 加守田章二 「灰釉十文字文組皿」
・棟方志功・肉筆絵付・「竹内彰大皿」
・加守田章二  彫文炻壷
・加守田章二 ぐいのみ 「章」釘彫銘

などなど多数あります…

 

■当店での過去の作品買取例
1978年加守田章二 象嵌文入壷 820,000円
加守田章二 象嵌 徳利 500,000円
加守田章二 『灰釉花瓶』300,000円
他多数

大甕陶苑の加守田章二と竹内彰

 

パンフレットです

〇加守田章二とは…大阪府岸和田市に生まれた加守田は、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で陶芸を学び、1959 年、栃木県益子町に独立します。灰釉作品で注目されるようになると、新たな制作環境を求めて 1969 年に岩手県遠野市へ陶房を移しました。遠野で約 10 年間を過ごした後、晩年の一時期は東京都東久留米市で制作します。受賞歴としては、日本伝統工芸展入選・高村光太郎賞受賞・芸術選奨文部大臣賞などがあります。緩やかでありながら整った曲線彫文や、古代の陶器を模した酸化文などその作風は多岐に渡り、どれも絶大な人気を誇りました。陶器の偶然性を排し、釉のかかり方までも計算しつくされた作品は、彼の独壇場です。

略歴
1933年 大阪岸和田市に生まれる
1952年 京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻に入学。
富本憲吉、近藤悠三の指導を受ける
1956年 卒業後茨城県立日立市の「大甕窯」設立に参加、ここで2年務めて退職する
1958年 益子の塚本製作所で研修し1959年、益子で独立
1964年 「現代国際陶芸展」「陶磁の新世代展」に招待出品。
日本伝統工芸会正会員になる
1966年 ジャパン・アート・フェスティバルに招待出品
1967年 日本陶磁協会賞並びに高村光太郎賞を受章
1968年 国立現代美術館主催「現代陶芸の新世代」に招待出品。
日本工芸会正会員を辞し無所属となる
1969年 岩手遠野市で制作を始める
1970年 「現代の陶芸―ヨーロッパと日本―」に招待出品
1974年 藝術選奨新人賞を受賞
1983年 49歳で死去

 

〇竹内彰とは…福井県勝山市に生まれます。その後は富本憲吉 近藤悠三に師事し昭和28年(1953)第8回新匠会展に入選します。翌29年(1954)京都市立美術大学工芸科を卒業し、専攻科に進むと同31年(1956)日立製作所大甕陶苑に入りました。そして加守田章二と日立市に移り、大甕陶苑で共に作陶したことで知られています。同年第12回茨城県展に出品し、知事賞を受賞します。同39年(1964)第11回日本伝統工芸展出品、会長賞を受賞します。同41年(1966)日本工芸会正会員となり、翌年新匠会会員を辞しますが同45年(1970)第17回日本伝統工芸展に出品し、会長賞を受賞されその作品が文部省買い上げとなりました。同49年(1974)第9回茨城県芸術祭美術展に出品、板谷波山賞を受賞します。同51年(1976)以後しばしば中南米やヨーロッパに研修旅行に出かけました。その後の作品は伝統的な陶芸を起点に南米の古代文化などから触発されたあらたな世界を日立において展開しつつ2002年に世を去っています。

共箱です

 

 

◎関連、参考サイト

日立市報

東京文化財研究所

日本工芸会

■その他の買取品目

 

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