白水八郎作品(能面)買い取りました!
能面(無形文化財)買取/福岡・骨董品|福岡市東区にて無形文化財博多人形師の白水八郎さんの作品を買取りました。博多人形は現在中々、買取が難しい事が多いのですが特定の作家物に限れば買取は可能です。博多人形は江戸時代の後半に正木宗七(焼)や、中ノ子吉兵衛や白水武平といった名工たちが活躍して業界は活況を呈し、全国に流通するようになりました。明治になりパリなど国際的な博覧会で高い評価を受け、日本を代表する人形として「博多人形」の名で知られるようになり海外へも輸出されるようになりました。明治30年頃に主だった博多人形師たちが「温和会」の名のもとに毎月定例会を催し、各自の作品を持ち寄って意見交換を行っていました。その活動によって作家たちは競って近代的な作品を生み出しました。明治の名工と呼ばれる白水六三郎もメンバーの一人で、彼の工房からも多くの作家が輩出されています。
高価買取されている作品の中には川崎幸子さんや中村信喬さん、宗田源造山などがいらっしゃいます。下はその他の人形師の略歴です。 堀 柳女(ほり りゅうじょ)■ 1897(明治30)年8月25日~1984(昭和59)年12月9日竹久夢二と知り合ったことを切っ掛けに日本画家から人形創作に転じ、人形作りをはじめました。1934年に野口光彦、鹿児島寿蔵らと甲戌(こうじゅつ)会を結成して創作人形運動をおこします。帝展、日展などで受賞をかさね、1955年に衣裳人形で重要無形文化財保持者に認定されました。平田 郷陽(ひらた ごうよう)■ 1903(明治36)年11月25日~1981(昭和56)年3月23日東京生まれの人形作家です。14歳の時に人形師の初代・安本亀八の門弟であった父のもとで人形製作の修行を始め「活人形(生き人形)」の製作技法を習得しました。 1924年に父の跡を継ぎ二代郷陽を襲名、日本人形の制作者となり端正なリアリズムをもつ人形を製作するようになります。1955年に重要無形文化財「衣裳人形」保持者に認定されました。初期の作風は生人形師らしく写実的でしたが、次第に抽象的なデフォルメを加え、様式化、単純化に向かう反面、常に確固とした存在感があり、繊細な感情表現も備えています。野口 園生(のぐち そのお)■ 1907(明治40)年1月23日~1996(平成8)年7月25日東京都出身の人形作家です。堀柳女に師事しました。2013年に人形塾を開き、現代人形美術展で朝日新聞社賞を受賞。1978年に日本工芸会理事となり、1986年に衣裳人形で人間国宝に認定されました。秋山 信子(あきやま のぶこ)■ 1928(昭和3)年2月24日~大阪出身の人形作家です。日本各地の祭礼行事や中国の風俗を題材とし、多様な技法を組み合わせて独自の様式を築きました。1996年に衣裳人形で人間国宝に認定されました。紙塑人形(しそにんぎょう)鹿児島 寿蔵(かごしま じゅぞう)■ 1898(明治31)年12月10日~1982(昭和57)年8月22日福岡市生まれの人形師。有岡米次郎に博多人形製作を学び、1932年紙塑人形を創始。1933年日本紙塑藝術研究所を開き、翌年、人形美術団体甲戌会を結成しました。1936年帝展に入選。1961年に紙塑人形の人間国宝に認定されました。アララギ派の歌人としても活躍しました。桐塑人形(とうそにんぎょう)市橋とし子(いちはし としこ)■ 1907(明治40)年8月21日~2000(平成12)年12月26日1940年から今村繁子に学び、1949年に現代人形美術展で特選となりました。桐塑(とうそ)の少女像を得意とし、日展や日本伝統工芸展でも活躍。1989年に桐塑人形で人間国宝に認定されました。林駒夫(おとまる こうどう)■ 1936(昭和11)年9月22日~京人形司13代面屋庄三(岡本庄三)。能面作家北沢如意に学びました。歴史風俗や伝統芸能を取材し、日本文化や情緒の表現を心がけ、格調高い心象的な人形を作成した作家です。2002年、桐塑人形で人間国宝に認定されました。
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