掛軸(中国)買取/福岡市博多区において掛軸や曼荼羅、写経や書を買取致しました。古い写経や弘法大師の仏典もあり高価買取させて頂きました。
書・仏典の画像

弘法大師の仏典はもちろん真筆ではな鎌倉期ぐらいの年代の物でした。弘法大師は、奈良時代末の宝亀5年(774)6月15日、現在の四国香川県善通寺市で、お生まれになりました。15歳のとき、阿刀大足に伴われて上京し、さらに学問を学びました。そして18歳の時、大学の明経科に入り学問を続けますが、官吏養成を目的とした立身出世のための勉強は、空海が求めていたものとは異なっていました。そして人生の根本問題を解明するためには仏教を学ぶ事が必要だと考えて、大学を中退し仏道に進む決心を固めるのです。
写経の画像
初めに一人の僧侶から 虚空蔵求聞持法
という密教の修法を学び、四国や奈良県吉野の山々をめぐり修行を重ねました。やがて僧侶として名前を空海と改めましたが、空海のこの様な生き方は伯父阿刀大足をはじめとする親族に、忠孝の道に背くと反対されます。しかし、24歳の空海は『 三教指帰 』を著し、仏教と儒教・道教の優劣を明らかにしました。そして奈良仏教から平安仏教へと、転換していく流れの劈頭(へきとう)に位置し、中国より真言密教をもたらしました。能書家でもあり、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられています。なお仏教においては、北伝仏教の大潮流である大乗仏教の中で、ヒンドゥー教やゾロアスター教の影響も取り込む形で誕生・発展した密教がシルクロードを経て中国に伝わった後、中国で伝授を受けた奥義や経典・曼荼羅などを、体系立てた形で日本に伝来させた人物でもあります。空海の代表作に『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』があります。この書は、私たちの心を、迷える凡夫から最高の密教まで十段階に分けて説明した十住心の思想を説いており、空海は私たちの心のあり方を十段階にわけて、順々に説いていき、最終的に最高の密教の世界へと導いていきます。

十種の心

第一 異生羝羊心(いしょうていようしん)…凡夫そのもの
第二 愚童持斎心(ぐどうじさいしん)…儒教
第三 嬰童無畏心(ようどうむいしん)…バラモン教
第四 唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)…声聞乗(しょうもんじょう)
第五 抜業因種心(ばつごういんじゅしん)…縁覚乗(えんがくじょう)
第六 他縁大乗心(たえんだいじょうしん)…法相宗(ほっそうしゅう)
第七 覚心不生心(かくしんふしょうしん)…三論宗(さんろんしゅう)
第八 一道無為心(いちどうむいしん)…天台宗(てんだいしゅう)
第九 極無自性心(ごくむじしょうしん)…華厳宗(けごんしゅう)
第十 秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん)…真言宗(しんごんしゅう)
ありがとうございました。
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