銅の香炉(中国)買取/福岡・骨董品|福岡県北九州市で琥珀の摘みの銅香炉を買取りました。こちらはお茶の先生でいたので古い香炉や棗、茶碗や鉄瓶や釜など買取させて頂きました。ありがとうございました。さてこの香炉ですが明時代の物で摘みに琥珀、紫檀蓋には細かい透かし細工があります。本体の銅はとても厚く重量感あります。
在銘はありませんがかなり腕の良い作家だと思われます。さらには敷台も古く紫檀の良いもので誂えております。全体に非常に上質で存在感のある茶道具です。ありがとうございました。この他には過去の買取品で印象に残った香炉は摘みに翡翠、本体には玉や螺鈿が埋め尽くされ花台にはとても古い重厚な花梨の材を使った豪華な香炉が記憶にあります。中国では紀元前3世紀頃の戦国時代には青銅製の香炉が存在し、この頃には香気で空間を満たしたり、衣服に薫香をたきこめる文化があったようです。 漢代には山岳をかたどった「博山炉」と呼ばれる香炉が流行し、これで香を焚くと仙山に霊雲がたなびくように見え、香炉を視覚的にも楽しんでいたという時代もありました。この香炉はそれより少し時代の新しいものです。摘みに使われている琥珀ですが樹脂が地上にしたたり落ち、そしてじんわりと固まっていきます。自然の力で崩壊した地層から洗い出されて、川や海に流され海岸に打ち上げられたものや、流れ着いた場所でさらに地層になり、また洗い出されて流されて・・・といった何千万年という長い長い歳月を重ねて琥珀は地表に出てくるのです。樹脂の化石とは言え、琥珀は鉱物ではないので、硬度は弱く叩くと簡単に砕け、火にくべると心地よい香りを放ちながらやがて300度位で燃えてしまうといった儚さを持ちます。どんな樹脂でも琥珀になるわけではなく、現在産出されている琥珀の樹脂は絶滅したナンヨウスギなどの一種だと言われています。
骨董品買取の福岡玄燈舎では中国香炉を買取致します。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。