レコード&蓄音機買取ました!

福岡市早良区で古いレコードや蓄音機、陶磁器や茶道具を買取致しました。このレコードは蓄音機用33回転のSPレコードです。
音を入れ物にしまっておき、好きな時に取り出して聞きたい。この人々の願いから1877(明治10)年、アメリカの発明王エジソンが世界初の録音・再生機「フォノグラフ(Phonograph)」を発明しました。
この機械は、銅製の円筒に錫箔を巻き付けたものを手で回転させ、振動板につなげた録音針を錫箔に押し当てて、溝の深さを音の強さに応じて変化させることにより音を記録させるものでした。円筒形の錫箔の部分は後に蝋をかぶせるようになりこれを蝋管と呼びました。10年後、エミール・ベルリナーは円盤状の硬質ゴムを回転させ、渦巻き状に溝を刻む方式を考案しました。これが、今日のレコードの原形となったものです。

レコードの画像
写真のSPレコードはディズニーのピノキオです。音楽はもちろんしゃべり声も聴けるレアなアンティークレコードです。SPレコードは、酸化アルミニウムや硫酸バリウムなどの微粉末をシェラック(カイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物を主原料としており、針圧が120g前後の鉄針のトレースに耐えられる硬度を持つ一方、非常にもろく落下や衝撃に大変弱いです。また、天然有機物を原料に含むためカビの発生を防ぐことが難しいレコードです。レコードを製造する国や時期によって材質にばらつきがあり、再生音やスクラッチ・ノイズ(surface noise)に大きな違いが見られるようですね。日本では面白い話があり大正初期には、売れているレコードを複写して安く売るメーカーが現れます。今でいうコピー盤ですね。
売れているものだけをコピーして売るのだから、簡単に儲かったという話があります。
関西の大阪蓄音器、東洋蓄音器(京都)を始め、関東の帝国蓄音器(現在のテイチクとは関係がない)も設立されたときはコピー盤専門だった。コピー盤で儲けてから自社盤(オリジナル盤)の制作に乗り出したということです。コピー盤は安く出来たが、さらに安く販売する方法としてレコード盤のA面、B面の間にボール紙を芯として入れたレコードを作りました。商魂たくましい話ですね。ありがとうございました。骨董品出張買取の玄燈舎福岡では古いレコードを買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。

トーマスエジソンとエミール・ベルリナーの関係…

「蓄音機開発の競争の裏側」

19世紀後半のアメリカは、産業革命の真っ只中にありこの時代、多くの発明家たちが新しい技術や製品を開発し、世界を変える原動力となりました。その中でも、トーマス・エジソンとエミール・ベルリナーは、蓄音機の開発競争で激しくぶつかり合います。

エジソンのフォノグラフ

エジソンは1877年に、錫箔円筒式の蓄音機「フォノグラフ」を発明します。このフォノグラフは、音の振動を針の圧力の強弱として、錫箔に刻む縦振動の記録再生方式でした。エジソンはフォノグラフを発表して大衆の注目を集め、蓄音機の普及に大きく貢献します。

フォノグラフは、音声を記録・再生する技術として画期的なものでありましたがその音質には課題が多々ありました。音の振動を針の圧力の強弱として記録するため、音が歪みやすく、長時間の記録も難しかったようですね

一方、ベルリナーはドイツ出身の発明家で、1887年に円盤式の蓄音機「グラモフォン」を発明します。グラモフォンは、音の振動を針の振動の方向で、円盤に刻む横振動の記録再生方式を取り入れます。ベルリナーは、グラモフォンの再生品質がフォノグラフよりも優れていることをアピールし、普及を図りました。

グラモフォンは、フォノグラフの縦振動方式よりも音質が向上し、再生品質が安定するというメリットがありました。また、グラモフォンは円筒よりも多くの音を記録できるため、長時間の音声を記録することも可能でした。さらに、円盤は製造が容易で、安価に大量生産することができるというメリットもあったようです。

両者の競争

両者の蓄音機の違いは、記録再生方式の違いに加えて、円盤と円筒の形状の違いからも明らかです。円盤は、円筒よりも多くの音を記録できるため、音質が向上します。また、円盤は製造が容易で、安価に大量生産することができるという利点がありました。

こうした違いから、グラモフォンはフォノグラフよりも普及が進み、蓄音機の標準的な形式となりました。エジソンはグラモフォンの普及に危機感を覚え、ベルリナーと特許を巡って争いを繰り広げます。しかし、ベルリナーはエジソンとの特許争いに勝利し、グということですモフォンは世界中で広く使われるようになったということです。

両者の特徴と影響

エジソンは、蓄音機の原型となる装置をいち早く開発し、蓄音機の普及に大きく貢献した。しかし、その音質の課題を克服することはできませんでした。

一方、ベルリナーは、音質の向上と製造の容易化という課題を克服し、グラモフォンを開発します。グラモフォンの登場により、蓄音機は音楽や演劇などの娯楽だけでなく、ニュースや教育などの情報伝達にも使われるようになりました。

エジソンとベルリナーの蓄音機開発競争は、技術革新の歴史において重要な出来事でした。両者の競争によって、蓄音機はより高品質で、より安価なものとなり、人々の生活に広く浸透するようになったというわけです。

まとめ…

19世紀後半のアメリカで、トーマス・エジソンとエミール・ベルリナーは、蓄音機の開発競争を繰り広げました。エジソンはいち早く蓄音機を開発しましたが、音質の課題を克服することはできませんでした。一方、ベルリナーは音質の向上と製造の容易化という課題を克服し、グラモフォンを開発します。グラモフォンの登場により、蓄音機は音楽や演劇などの娯楽だけでなく、ニュースや教育などの情報伝達にも使われるようになりました。ありがとうございました。

 

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