骨董品買取の福岡玄燈舎です。先日は福岡市早良区で煎茶道具の香炉や湯呑、花台や茶碗、などの茶器に掛軸や壷、花瓶などたくさんのお品を買取いたしました。
特に香炉が多く銅製のものや陶器の香炉、銀製の香炉や青磁でできたものもあり高価買取させていただきました。
今回のお宝は高橋道八作の染付香炉です。高橋 道八(たかはし どうはち)は、京焼(清水焼)の窯元の一つで、陶芸家の名跡です。江戸時代後期より作陶に携わり、特に茶道具、煎茶器の名品を輩出し続けてきた方です。特に二世の仁阿弥道八が名高く、青木木米・永楽保全と共に京焼の隆盛期を築きました。高麗茶碗や中国陶磁、オランダ陶の写しまで幅広く手掛けましたが、仁清、乾山など、京焼の先達の写しを得意としました。下記に略歴を記しましたので参考にされてください。
初代 道八 1740年-1804年
伊勢亀山藩出身 号
「松風亭空中」 粟田口に開窯
躍期は煎茶隆盛期でもあり、数多くの煎茶器の名品を制作
二代 道八 1783年-1855年
初代の次男
「仁阿弥道八」の名で著名
青木木米・永楽保全と共に京焼の隆盛期を築く
三代 道八 1811年-1879年
二代の長男
号「華中亭」「道翁」
1869年 佐賀藩の招聘により伊万里焼技術指導
青磁、雲鶴模様、三島手、刷毛目を得意とし、煎茶器の名品を多数製作
四代 道八 1845年-1897年
三代の息子
名「光頼」号「華中亭」
1874年 襲名
京都府勧業場の御用係として活躍
青花磁・彫刻・白磁を得意とする
五代 道八 1869年-1914年
本名「小川勇之助」
滋賀県甲賀郡出身
四代死去時に子息幼少のため、一時的に名跡を嗣ぐ
六代 道八 1881年-1941年
四代次男
本名「英光」 号「華中亭」
先代、及び四代の陶法をつぎ、染付煎茶器に名品がある
七代 道八 1910年-1983年
本名「光一」
八代 道八 1938年-2011年
京都市出身
七代長男
父七代道八に師事
1983年 襲名
九代 道八 1973年-
八代次女
父八代道八に師事
2012年 襲名
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