茶道具(高岡銅器の香炉)買取ました! 

香炉(茶道具)買取/福岡市城南区にて茶道具や掛軸、屏風やすずり、着物など買取りさせて頂きました。この香炉は高岡銅器で「幸雲」とありました。調べると堀井幸雲という方の作品で三つ足銅器の珍獣摘みの重厚な香炉でした。ありがとうございました。
香炉の画像

香炉は茶道や香道に使用されますが『日本書紀』によると、使用される香木は推古天皇3年(595年)に淡路島に漂着したといわれるています。日本の香文化の源流は古代インドから中国を経て、仏教とともに入り、香木が焚かれるようになることに始まるそうです。平安時代になると、宗教儀礼を離れて、香りを聞いて鑑賞するようになり、薫物合せ(たきものあわせ)などの宮廷遊戯が行われたようです。この宗教の香・貴族の香に鎌倉時代以降の武士の香、そして禅の教えが加わり、茶道や華道、能などとともに室町時代に誕生、婆沙羅大名はじめ一部上流階級の贅を極めた芸道として発展しました。なかでも香道は、それら中世芸道のエッセンスを凝縮した文化として洗練度を高め、当時としては非常に稀少な東南アジア産の天然香木を研ぎ澄まされた感性で判別するという、独自の世界を構築するに至っっています。尚、この香炉についてですが高岡銅器とはおよそ400年前からつづく鋳物の町「富山県高岡市」でつくられる金工品(金属を加工してつくられる工芸品)の総称です。名前に「銅器」とあるが、真鍮や青銅などの銅合金以外にもアルミ合金・錫・鉄・金・銀などの素材でも、ものづくりが行われています。

茶道具の香炉買取り
高岡銅器は江戸時代のはじめごろからつくられ、当初は鍋、釜(かま)、農具のような鉄鋳物の日用品が主であったが、しだいに梵鐘や大灯篭、大仏などの大型銅器や、仏具、火鉢、煙管(キセル)、矢立などもつくられるようになりました。そして明治期にはパリやウィーンなどの万博博覧会に出品した歴史もあり、世界各地の美術館に作品が展示されるなど日本を代表する伝統工芸品のひとつでもあります。

堀井幸雲(ほりい こううん)とは…彼は日本の近代工芸家であり、特に高岡銅器の発展に大きな功績を残した人物です。彼の作品は日本の美術工芸界で高い評価を受け、数々の受賞歴を持っています。堀井幸雲は、明治時代に生まれ、幼少期から工芸に親しんで育ちました。彼は若い頃から銅器作りに情熱を注ぎ、高い技術と芸術性を持った作品を生み出しました。その才能は早くから注目され、多くの工芸家たちからも賞賛されました。

彼と高岡銅器との結びつきですが高岡銅器は富山県高岡市周辺で生産される伝統的な銅器であり、日本国内外で高い評価を得ています。堀井幸雲は、この伝統的な技術を継承しつつも、新しいアプローチやデザインを取り入れ、高岡銅器の可能性を広げました。彼の作品は伝統と革新の融合を示し、日本の工芸文化の発展に大きな影響を与えました。

堀井幸雲の作品は多くの展覧会やコンテストで高い評価を受けています。その中でも特筆すべきは、数々の受賞歴が挙げられます。彼は国内外の展覧会で多数の賞を受賞し、その名声を確立しました。彼の作品は、その優れた技術と独創性によって、常に注目を集めています。

代表作品として挙げられるのは、高岡銅器の伝統的な技法を用いながらも、独自のアイデアやデザインを取り入れた作品群です。その中には、花瓶、香炉、茶器などさまざまなアイテムが含まれています。彼の作品は、洗練された美しさと機能性を兼ね備えており、日本の工芸の精髄を表しています。堀井幸雲は、高岡銅器の伝統を受け継ぎながらも、新しい時代のニーズや美意識に合わせた作品を創造しました。その功績は日本の工芸界にとどまらず、世界中で高く評価されています。彼の作品は、日本の伝統と革新が融合した美しい芸術品として、永く称賛されると思います。

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