福岡市東区で書道具の墨や硯、和紙や茶道具の鉄瓶など買取りさせて頂きました。
コチラは水墨画のお先生のお宅で戦前の乾隆御墨などもあり高価買取させて頂きました。ありがとうございました。
乾隆墨(乾隆御墨)は中国清朝時代の乾隆帝の時代に乾隆帝の命によって製作された墨の事で、この墨の事を御墨といい、精巧な作りの墨がたくさん作られました。乾隆墨の別名は清墨といい、明の時代に作られた墨である明墨と並んで代表的な古墨として知られています。明の時代に盛んに作られていた墨は清の時代になっても尊重され、乾隆帝の時代には最も盛んに行われるようになりました。これには乾隆帝が文房清玩の趣味を持っていた事が大きく関係しており、手腕の優れた墨匠に御墨の依頼をするようになります。それが曹素功、汪近聖、汪節庵、胡開文で、中でも曹素功、汪近聖は乾隆御墨の代表的な制作者としてその名を挙げる事ができます。乾隆御墨と言われるものは豪華な大形から小形まであるようです。大型は六〇〇グラム(乾燥した完成品で五〇〇グラム内外)が標準です。漆仕上げがしてあり、墨名には金が入っています。厚さも縁辺部では二センチ近くあり堂々としている。ここまでなくても乾隆・嘉慶頃に作られたと思われるものは乾隆御墨として容認されているようです。引き続き型が踏襲されて現代でも作られている墨でもあります。ありがとうございました。骨董品買取の福岡玄燈舎では書道具を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡市内県内は無料出張査定致します。