徳田八十吉(九谷焼)買取ました!

骨董品買取の福岡玄燈舎です。福岡市中央区より九谷焼や薩摩焼、有田焼など
買取いたしました。その中で九谷焼の名工、人間国宝である徳田八十吉の作品もあり
高価買取させていただきました。徳田八十吉は、従来の九谷焼のように、絵柄(山水・人物・花鳥風月)ではなく、色の配色のみで作品を仕上げてるのが大きな特徴です。 色は約70色を使い分け、色の濃淡(グラデーション)のみで作品を仕上げる技法「彩釉(さいゆう)」を生み出しました。
また、多くの作家は、従来より上絵の焼成温度は900℃前後でしたが、徳田八十吉は、1000℃前後で焼成していることも特長です。高温で焼成すると、深い色味が出るのです。作品の形状はロクロ成形で、面取成形を使い、多種多様のものがあります。紺系の色釉を中心に、絶妙な濃淡を使い分け、作品の深みを出しています。下記は略歴です。参考にされてください。
徳田八十吉、買取、福岡
〇初代
初代徳田八十吉(1873年11月20日 – 1956年2月20日)は、吉田屋窯風の作風を得意とした。号は鬼仏。指導者として浅蔵五十吉、二代目、三代目徳田八十吉等を育てる。
〇二代目
二代目徳田八十吉(1907年11月1日 – 1997年9月8日)は、1923年に初代の養子となり師事する。1956年、二代目徳田八十吉を襲名。九谷焼の近代化を推進した。
1988年、八十吉の名を長男に譲り百々吉を名乗る。初期の号は魁星。
〇三代目
三代目徳田八十吉(1933年9月14日 – 2009年8月26日[2] )
初代の孫として生まれる。金沢美術工芸大学短期大学工芸科陶磁専攻中退後に、初代、二代目等に師事。1988年に三代目を襲名。1991年には第11回日本陶芸展で、大賞・秩父宮賜杯を受賞した。1997年6月6日、重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者(人間国宝)に認定される。釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色に強い個性がある。海外にも多くの作品を発表して高い評価を得た。また、古九谷の学術研究にも尽力した。

九谷焼の歴史…

九谷焼の歴史は、江戸時代前期の1655(明暦元)年ごろに始まったと伝えられています。当時、加賀の支藩だった大聖寺藩の初代藩主・前田利治が、領内の九谷の金山で陶石が発見されたのに目をつけ、金山で錬金の役を務めていた後藤才次郎に命じて肥前有田で製陶を学ばせました。その後、その技術を導入し、九谷に窯を築いたのが始まりとされています。当時の磁器はやはり有田焼、伊万里焼からの流れですね。私が見ても古九谷なのか古伊万里の色絵なのか判断できないお品がありますがこれで頷けます。
しかしながらその後、突然に、閉じられてしまいました。原因はいまだに定かではありません。この間に焼かれたものが後世、古九谷(こくたに)と呼ばれ、日本の色絵磁器の代表として独特の力強い様式美が高く評価されています。実際に、ヨーロッパや欧米にわたったもののほとんどがこの古九谷でした。今考えるととても残念ですね。

★後藤才次郎とは…古九谷の開祖として語り継がれている後藤才次郎は越後の金工の家系で、金工を生業としているところから京都の後藤の分家か弟子の家系と思われます。わが国金工の名家後藤家八代顕乗の弟の市右衛門の曾孫で、義祖父才次郎吉定よ大聖寺藩主前田利治に仕え、銀座役を勤めて百五十石を領したそうです。忠清は特に金刻冶金の技に長じ、また仏像を彫ることに妙を得ていました。
かつて江沼郡九谷村(山中町九谷町)に金坑があり、その口は四十余所に達していた。忠清は若年の頃から父才次郎定次と働いていました。しかし1659年(万治二)忠清26歳の時、進んで肥前国(佐賀県・長崎県)に製磁法を習いに行ったそうです。今でいう「転職」もしくは「自分探しの旅」といったところでしょうか?彼も自分の可能性を見つけたいと思うのはどの時代の青年にも共通しますね。そのあとに長崎に行き、中国の陶工に会い、伴って寛文(1661~73)初年に帰藩し、旧地九谷村に陶窯を築いて明様五彩の磁器をつくったというお話でした。この出会いが古九谷と称される彩画磁器を作ることになりました。なお才次郎は当時すでに士籍を離れ、製陶専属として九谷村に移住したそうです。1704年(宝永元)3月24日没、71歳。

その後の九谷焼…


かつて古九谷を生み出した大聖寺藩で、古九谷再興の動きが強まりました。その中心人物が、大聖寺の豪商、吉田屋伝右衛門だったのです。文政六年(1823)、九谷村の古九谷窯跡の横に登窯を築き、翌年、九谷焼を焼き始めました。明治時代に入ってからは、九谷庄三(くたに・しょうざ)の彩色金襴手が有名となり、大量の九谷焼が海外へ輸出されました。そのきっかけとなったのが明治6年(1873)のウィーン万博です。「ジャパンクタニ」として九谷焼の名が一気に広まりました。

骨董品買取の福岡玄燈舎では徳田八十吉の作品を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。福岡市内県内は無料出張査定いたします。

 

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